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glafitが電動スクーター「X-Scooter LOM」を発表、カーゴを牽引できるパワーが魅力

glafit X-Scooter LOM

スマートモビリティ・プロダクトを開発するglafit社は2020年1月6日、電動スクーター「X-Scooter LOM」を発表しました。

パナソニックと新たに開発したBMS(バッテリー・マネジメント・システム)搭載のバッテリーを2種類用意し、標準で30km、大容量バッテリーで最大50kmの走行が可能です。折りたたんで車に乗せられる絶妙なサイズながら、カーゴを牽引できるなどのパワーも兼ね備えているのが魅力。カラーはブラックとチャコールで、現在のところ価格は未定です。

米KickStarterで2020年2月3日からクラウドファンディングキャンペーンを実施する予定で、日本の交通法などへの適応の目処が付き次第(第一種原動機付自転車)、日本でもクラウドファンディングを実施する計画です。


メイド・イン・ジャパンの「X-Scooter LOM」

glafitは、折りたたみ自転車のようなスタイルの電動バイク「glafitバイク GFR-01」で脚光を浴び、その経験を活かし消費者向けだけではなく、ビジネス用途を踏まえた利用シーンを広げていく発想の上で「X-Scooter LOM」を開発したといいます。

「実際、BtoBで利用したいという声は想定以上に多かったんです。それで1年半程前からチョイ乗りできる、考え得る最小限のバイクを実現しようとイメージを描き始めました。GFR-01よりも強力なモーターとバッテリを搭載し、さまざまな小型車両をドッキングさせて牽引できるようにすることを初めから想定しています」(glafot 鳴海社長)

このビジョンを実現するために「X-Scooter LOM」はフレームから理想の設計を追求。全てをメイド・イン・ジャパンとすることで、EVで実現しうるスマートモビリティの幅を拡大しようという考えです。

「X-Scooter LOM」の強力なバッテリー

パナソニックと新たに開発したBMSモジュール搭載のバッテリーは、基本セットされる標準サイズがスマートバイク「GFR-01」と同じ9.6Ah(48Vで航続距離約40km(試験環境))。それに加えて大容量バッテリー16Ah(約60Km可能(試験環境))も用意している。USBケーブルで充電可能。

本体のスイッチON/OFFが行えるほか、バッテリー残量・航続可能距離の可視化ができる専用スマートフォンアプリを提供。キーシェア機能により、家族や友人とのシェア利用も可能。ハンドルに設置されたUSBポートからスマートフォンなども充電可能。

パワフルでありながら軽快な「X-Scooter LOM」

「X-Scooter LOM」は、パワフルなバッテリーを搭載していながら、前輪12インチ、後輪10インチの電動バイク用タイヤを装着。頑強なフレームにより、ちょっとした荒道などはすいすい乗りこなせるばかりか、スキーやスノーボードのような乗り心地が売り。glafit鳴海社長が当初から主張する「Fun Ride」を実現する部分。

「コンパクトなのに乗りこなすことで楽しさが生まれる。ですからシェアリングエコノミー向けというよりは、所有モデルなんです」(glafit 鳴海社長)。

車載できることにこだわった「X-Scooter LOM」

「X-Scooter LOM」は、軽快かつパワフルな乗り心地を実現しながら、ハンドルをたたむことでさらにコンパクト化が可能。

手で持ち上げることも、前輪を持ち上げて牽引することも可能。当初から念頭に置いていた車載にも問題無く対応思想。

クラウドファンディングは米国から

「X-Scooter LOM」は、アメリカ・ラスベガスで開催されているCES Unveiled Las Vegasに出展中で「反応はめちゃくちゃいいです!」(鳴海社長)とのこと。2020年2月3日米KickStarterでクラウドファンディングのプロジェクトの開始が予定されています。

【関連URL】
・[公式] glafit

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