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「Glopa(グローパ)」始動、モバイルゲームの世界配信プラットフォーム

世界にマーケットが広がるアプリで世界へ。そんなメッセージが叫ばれてからはや数年。この5年ほどを振り返ってみると、世界でのシェア獲得に手応えを感じているタイトルはごくわずか。大々的に海外進出をしたのはいいけど、あっという間に拠点を閉鎖するケースもありました。今や日本のアプリ開発者のほとんどのは、日本以外に配信することもそう多くはないという状況です。

そこで静かに立ち上がったのが「Glopa(グローパ)」というゲーム配信のグローバルプラットフォームです。CEOとしてシステムやゲームパブリッシングなどの経験が豊富な根本英明氏、CMOとしてイスラエルのマーケティング専門家であるDaniel Beck 氏、CFOとしてフォリオの西窪洋平氏らが共同で設立しました。

「Glopa(グローパ)」が狙うのは、開発知識が豊富な日本のモバイルゲーム開発者のタイトルを、イスラエルのグローバルマーケティング機能で世界に展開するということです。 グローバルパブリッシャーとして、積極的に日本のゲームライセンスを取得して、世界市場で展開していく予定です。まずは、カジュアルゲームにフォーカスし、順次拡大していく考えです。

「Glopa(グローパ)」は、チームメンバーの経験と知識をフル活用し、実績もしくはポテンシャルのあるタイトルを発掘し、レベニューシェアモデルで展開します。選択タイトルの30%以上を成功以上のラインに乗せるという大きなミッションを掲げ静かに船出をしています。

強力なグローバルネットワーク、韓国BitMangoのタイトルを日本で配信も

「Glopa(グローパ)」の強みは、グローバルのネットワークと、フィリピン・マニラにあるローカライズの専門チームの存在です。言語のみならず、UI/UX、ストーリーやパラメーターなど、展開エリアにフィットした収益化、キャンペーンなどもコーディネートすることができるのです。

その強みを生かして同社は2017年5月9日、世界最大級のカジュアルゲームデベロッパーである韓国BitMango社のアプリ「Draw Line: Classic」の日本語ローカライズ版「コネクト 〇-〇」の配信を開始しています。

今後、近いうちに日本のゲームタイトルの世界展開も始まるとのことです。

【関連URL】
・Glopa株式会社(グローパ)
https://glopa.jp

蛇足:僕はこう思ったッス
 「Glopa」の事業は、僕がスペイン発のグローバルメディア「Softonic」に所属している時にやりたかったことそのものでもある。日本の市場の常識は、世界の非常識というのは、もう何十年も前から言われてきたことだが、今やそれを逆手にとれるフェーズに入ってきたといってもいいんだと思う。海外に出る人も増え、ノウハウもたまり、投資も活発になってきている。彼らの取り組みが成功を収めることを期待したい。
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