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広告のHTML5化加速か、Googleがインタラクティブ広告制作ツール「Google Web Designer」を無料提供 【増田 @maskin】


[読了時間: 2分]

 米Googleは2013年10月1日、HTML5のオーサリングツール「Google Web Desinger」のβ版の公開を開始した。

 PC向けアプリケーションの形態になっており、現時点で、Mac OS X 用、Windows用の提供が確認できている。







 「Google Web Designer」の最大の特徴は、Adobe社のFLASHを彷彿とさせる直感的なツールで、HTML5およびCSS3といった周辺技術で広告素材を作成できる点。

 DoubleClickおよびAdMObの広告に対応しており、ツールで新規素材を作成すると最適な素材サイズを選択できるようになっている。

 アニメーション作成には「クイックモード」と「アドバンス」という2つのアニメーションモードを搭載しており、簡単にシーン間のつなぎをアニメ化できるほか、素材一つ一つに対し動きを設定することも可能。

 また、3Dコンテンツについても、CSS3に準拠したアニメを制作できるようになっている。
 

 さらにイラストを描画する機能も搭載、「Google Web Designer」は、デザインとコードを切り替えながら快適に作業おこなえるHTML5広告制作の統合環境といっていいだろう。

 無料でダウンロードできるので関心のある方は使ってもらうのがいいだろう。もしくは、入門ガイドのムービーを観るだけでもかなり様子がつかめる。






【関連URL】
・Google Web Designer
https://www.google.com/webdesigner/
・アドビ太田氏が語る「将来に向け今、Flashで学んでおきたいこと」 【増田 @maskin】 #techhills (スライド追加)
http://techwave.jp/archives/51759548.html


蛇足:僕はこう思ったッス
いわずもがな対FLASH、対Adobe Edgeのプロダクトとなる。Google vs Adobeという対立構図についてはいろいろ考えることがありそうだが、いずれにせよ広告領域においてHTML5化が加速することだけは間違いなさそうだ。
著者プロフィール:TechWave 編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなどほとんど全てのIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ブログCMSやSNSの啓蒙。ネットエイジ等のベンチャーや大企業内のスタートアップなど多数のプロジェクトに関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演している。現在、TechWaveをリボーン中。中長期プランニングやアドバイザリー活動で定評がある。(@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中)
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