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GramofonはWi-Fiスポットをクラウド音楽配信ハブにするデバイス、コラボ消費の世界潮流  【@maskin】


[読了時間: 2分]

 スペイン・マドリッドに本社を構えるFonが2014年9月に出荷する予定の新デバイス「Gramofon」が、世界の新潮流である「共同消費(Collaborative Consumption)」モデルの先端事例として話題となっている。

 Fonといえは独自のデバイスを主体としたWi-Fiアクセスポイント展開で名を知られている。世界の主要通信会社などと連携し、1200万の無料ホットスポットを展開している。

 Wi-Fiアクセスポイント機能をもつこのデバイス「Gramofon」をステレオスピーカーなどに接続すれば、クラウドミュージックプレイヤーに早変わりするというもの。

 現時点では日本未参入のSpotifyに対応。Gramofonアクセスポイントには、所有者とそのFacebookフレンドがID/PASSWORDフリーで接続できる。同時に接続した友人とは一緒にDJとして再生することもできる。

 Fonは2014年4月に米クラウドファンディング大手「KIckStarter」でGramofonのキャンペーンを実施したところ予定を上回る額の達成に成功し発売にこぎつけた。

 現在、公式サイトで予約販売を開始している。価格は50ドルだが、現在2台購入で40%オフの60ドルで販売されている。

 Gramofonの目玉は、音楽のアウトプット先をスマートな形で拡張するにとどまらず、無料のWi-Fiポイントの可能性とコラボレーション型視聴の魅力を一つのデバイスに集約させようとしたところにある。単一の機能でみれば競合はいると思うが、すでに世界中にアクセスポイントを持つFonならではの音楽革命に期待が集まっている。



【関連URL】
・Gramofon
https://www.gramofon.com/gramofon-cloud-music-player




蛇足:僕はこう思ったッス
このデバイスを機能的な側面で述べたら負けと思っていた。デバイスからTV等に映像や音声をストリーミングするChromecastも日本では想像以上の売れ行きらしいが、それと同じ軸だけで評価してしまったらGramofonの魅力の30%くらいしか理解していないことになると感じている。
日本ではやっとAirbnbが一部のアーリーアダプターの中で話題となっている程度だが、世界における共同消費の波は想像以上に大きくなりつつある。FonというWi-Fiアクセスポイントはその火付け役的存在であり、Gramofonはその最前線へコミットするような意義がある。
友人と音楽をシェアという発想は、この⒑年間何百というイノベーターによって提唱されてきたがいまいちメインストリームというのには無理がある状態。正直いって「友人シェアするだけで楽しい」とか、表層的な発想では音楽視聴の進化はないと思う。しかし、方向は間違ってないし、Gramofonは「単にシェア」から、もう一歩、視聴体験そのものをシフトアップする可能性をもっていると思う。

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