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Gunosyは本日2017年7月14日、2017年5月期(2016/6-2017/5)の決算説明会を開催。売上高は21.1億円と過去最高を更新。広告宣伝費を除く営業利益ベースでも8.9億円と過去最高を更新しました。
主力のニュースアプリ「グノシー」とKDDIとの合弁事業である「ニュースパス」は、年間(通期)で併せて832万ダウンロードを達成。累計ダウンロード数で2268万ダウンロードとなりました。また、年間を通じCPA(獲得コスト)改善の策により大幅削減に成功。DAUの四半期平均値も、アプリ内施策改善により前年同期比50%増加するなど、順調に成長することに成功しています。
Gunosyはそもそもアルゴリズムによるメディア運営を標榜する会社で、これらの成果は「パーソナライズやターゲティングロジックの強化等に原点回帰」したことによるものと考えられます。広告事業も好調で、それらは技術面のブラッシュアップで成し遂げられたといって過言はないでしょう。
非ニュース領域で複数アプリ展開
一方でこの一年で大きく変化したのは、複数アプリ展開です。そもそもGunosyは、単一アプリで複数機能を展開する構想を描いていました(参考「Gunosy(グノシー)、 プラットフォーム事業を開始。ニュースから リアルビジネスへ 【@maskin】」)。
しかし現在は、ニュースおよびゲーム攻略メディア「Game8」といったメディア事業以外に、購買アプリを横断で最安値の商品を簡単に検索できるアプリ「Bazzary(バザリー)」、パーソナライズされたファッション・グルメキュレーションアプリ「LUCRA(ルクラ)」など複数のサービスを展開しています。
Gunosyは今期(2018年5月期)は、既存のメディア事業をテクノロジー(ロジック)によって再度ブラッシュアップをかけ、来期からは「Bazzary」や「LUCRA」といった新領域、および2016年3月に買収したインドネシアのキュレーションアプリ「Kurio」を通じて海外展開にも注力したい考えです。
もともとGunosyは、テクノロジーでニュースメディアの編集をやるべく立ち上がった企業です。一貫して技術だけで編集も広告も成長させ続けてきました。そした再び原点に立ち、さまざまな事業でその手腕を発揮するための土台が固まったといえるかもしれません。
【関連URL】
・IR情報 | Gunosy
http://gunosy.co.jp/ir/