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【アイデアソン編】コンビニ業界初!ローソン主催ハッカソン「HackaLawson 2013」開催【@aco220】


[読了時間: 3分]

8月19日(月)、ローソン本社にて「HackaLawson 2013」がおこなわれました。

今回はアイデアソンとなり、8月24日(土)と8月25日(日)の2日間をかけてハッカソンがおこなわれました。ハッカソンに関しては別記事にてレポートします。

ローソンが今回のハッカソンに込めた想いとは

「私たちは”みんなと暮らすマチ”を幸せにします。」という理念を全うするためであれば、ありとあらゆることにチャンレジしていこうというのがローソンの考え方です。
我々は製造小売業を目指しており、そのために大切なのはお客様を深く理解し、お客様の求めるものを企画し、製造し、提供することです。
皆さんには、そのように考えるローソンがおこなうべきソーシャルチェンジとして、客観的に、新鮮なアイデアを考えていただけるととても嬉しく思います。

株式会社ローソンCOOの玉塚元一氏は今回のハッカソンへの想いをこのように述べられました。

今回のアイデアソン・ハッカソンのテーマは「ローソンとできるソーシャルチェンジ」。

ローソンという拠点やサービスを活用し、ソーシャルチェンジ(自分の生活を少しでも良くする)につながるアプリやサービスを考えようといった趣旨です。

玉塚氏の強い想いから、今回のハッカソンのために貴重なデータの提供にも踏み切られ、以下のAPIが用意されました。

・ローソン購入履歴データAPI(ダミー)
ローソンで購入された商品の履歴データ(購入日時、レシートID、商品ID、商品名、商品単価、購入点数、店ID)にAPI経由でアクセスができる。

・ローソン店舗の位置情報データ
(店舗種別、店舗名、店舗ID、TEL、開店日、住所、営業時間、緯度経度)
OpenStreetMapとして保存されるためPOI情報として利用するなどさまざまな活用できる。

・ローソンが運用しているソーシャルメディアAPI
TwitterやFacebookなど現在展開されているものを活用できる。

・ローソンキャラクターあきこロイドちゃんの3Dデータ/音声データ(MMD形式)

さまざまな発送支援方法を用いたアイデア出しがおこなわれた

今回はアイデア創発コミュニティ推進機構 代表理事の矢吹博和氏とGeorepublic Japan CEOの関治之氏の進行により、さまざまな形でのアイデア出し、そしてブラッシュアップが進められました。

まずおこなわれたのはあらかじめ配布された用紙を用いて進められる個人アイデアワーク「マンダラート」。

あらかじめ上のような3×3のマスが9つ描かれた用紙の中心に「ローソン、コンビニ」と置き、そこからマインドマップのようにマスに沿ってアイデアを広げていくというものです。

そして個人アイデアワークが済んだあとは「speedstorming」というペアアイデアワークがおこなれます。

こちらはまずペアで円を作り、5分間ペアでブレインストーミングをおこない、1分でその内容をメモ、そしてフォークダンスのように片方が移動してペアを変更。それを数回くり返してアイデアをブラッシュアップしていくという仕組みです。

そのあとは各自アイデアスケッチにまとまったアイデアを記入し、参加者全員でその中から良いと思うアイデアを選出していきます。

今回の参加者は60名となり、各自3〜4案のアイデアを出したため、最終的にアイデアスケッチとして並べられたのは200案前後。

そこから選出された評価の高いアイデア17案のプレゼンテーションがおこなわれました。

出たアイデアは、店舗の在庫や施設情報を「見える化」することで家族連れを支援するサービスやローソンを拠点とした傘のシェアリングサービス、さらには入店音のカスタマイズアプリなど、APIを上手に活用したユニークなものばかり。

今回、アイデアソンとハッカソンは必ずしも継続参加をする必要はないため、一部アイデアのみがハッカソンへ引き継がれることとなりました。

ローソンからだけでなく審査員からの豪華特別賞も用意

今回の審査員の方々は、現在開発コンテスト「東証ソーシャルかぶコン2013」を開催されている東京証券取引所や、近日開催される日本最大級のハッカソン「MashupAwards9」を主催するリクルートテクノロジーラボなど、開発やコンテンツに関わるさまざまな企業からご参加されました。

(写真左から順に)
一般社団法人 オープンストリートマップ・ファウンデーション・ジャパン 副理事長 古橋 大地氏
東京証券取引所 マーケット営業部 菊池 和宏氏
ドワンゴコンテンツ ライブ事業部 担当部長 中野 真氏
公益財団法人日本財団 経営支援グループ 事業企画チーム チームリーダー 高島 友和氏
リクルートホールディングス メディアテクノロジーラボ cameran チーフプロデューサー 大城 哲也氏
リクルートホールディングス メディアテクノロジーラボ MashupAwards運営事務局長 伴野 智樹氏
ローソン マーケティングステーション 広告販促企画部 マネジャー 白井 明子氏

以上の方々となります(ハッカソンではローソン ITステーション システム基盤マネジャーの八並朋之氏も参加)。

また、今回のハッカソンはたくさんの賞品が用意され、たとえばローソンからはからあげクン1年分(からあげクン5個入り(210円)365個分相当のローソンプリペイドカード)がローソン賞として用意されました。

その他審査員の方々からの副賞は、次のレポートにて表彰の様子も含めてご紹介いたします。

【関連URL】
・HackaLawson 2013
http://www.lawson.co.jp/campaign/static/hackalawson/

蛇足:もうちょっとだけ言わせて!
アイデアソンの記事がかなり遅くなってしまいましたが、今日明日中にハッカソンの様子も皆さまにお届けできればと思っています。今回のアイデアソンにおいて思ったのは、これまでいくつかの企業や団体がアイデアソンやハッカソンをおこなってきましたが、今回特に身近なコンビニエンスストア、そしてその中でも特にソーシャルメディアなどで店舗やサービスの利用者との交流が活発なローソンが主催ということで、どのアイデアもとても身近に感じられ分かりやすく、利用者の立場に立った素敵なアイデアが多かったと思います。ハッカソンのレポートもお楽しみに!
著者プロフィール:ライター 鈴木 梢(あこ)

千葉県生まれ、千葉県育ち、千葉県在住の24歳。新卒で入社したモバイル系制作会社にてスマートフォンアプリやソーシャルメディアを活用したキャンペーンのディレクションを担当し、その後はトレンダーズ株式会社にてソーシャルメディアを活用した女性向けウェブサービスの運用を担当。現在は桑沢デザイン研究所にて学生をしながら、主にフリーのライターとして活動中。
主にウェブに関するイベントレポートなどが得意です。お気軽にご連絡ください。

メール:aco19890220aco[at]gmail.com
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