【ハッカソン編】コンビニ業界初！ローソン主催ハッカソン「HackaLawson 2013」開催【@aco220】

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あこ

千葉県生まれ、千葉県育ち、豊島区在住の26歳。大学卒業後、モバイルコンテンツの制作会社やPR会社などでWebディレクターをしたり、専門学校生をしたり、Tech系フリーライターをしたりして、現在に至る。現在は出版社にて女性向けWebメディアの専属ライター。

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[読了時間: 3分]

8月24日（土）、8月25日（日）の2日間をかけて渋谷ヒカリエにてローソン主催のハッカソン「HackaLawson 2013」がおこなわれました。

同じ週の月曜日8月19日（月）にはローソン本社にてアイデアソンがおこなわれたため、そこからアイデアを引き継いで開発をおこなった参加者の方々も多かったようです。（アイデアソンとハッカソンの参加者は重複ばかりというわけでもなかったようです）

今回のハッカソンは「ローソンとできるソーシャルチェンジ」つまり、ローソンという拠点やサービスを活用し、ソーシャルチェンジ（自分の生活を少しでも良くする）につながるアプリやサービスを考えるというテーマとなっています。各審査員はテーマ適合性や生活への有用性、各社とのシナジーなどをポイントに審査します。

参加者にはプリペイドカードが配布され、実際の店舗と商品に触れることでより身近に感じられるサービス・アプリを作りことができるようにとローソン側からの支援がありました。

初日の土曜日には会場使用可能時間ギリギリの午後9時まで熱心な開発がおこなわれ、翌日もたくさんのチームが開始の朝10時から参加をしていた様子。そして最終日は午後3時に全員の開発が終了となり、その後すぐに各チームのプレゼンテーションがおこなわれました。

最終プレゼンの内容は以下のとおりです。

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1. ご当地あきこちゃん育成アプリ
全国のローソン店舗ごとにあきこちゃんを設定し、ご当地のあきこちゃんと情報をやり取りしたり会話をすることで育成できるアプリ。

2. Bengiorno!
「みんなとつくるトイレナビゲーション」として、全国のローソン店舗のトイレ情報を網羅。店舗内でのみ閲覧可能なトイレレビューや掲示板機能もあり。

3. 俺のローソン
店舗への要望を投稿し共有できる（見える化）。その要望に対しローソン側がさらに見える化で「やりましょう」と実行し、店舗をよりよくするためのサービスとなっている。

4. SociaLAWSON　
SNS上に投稿されているローソン商品の写真などから、誰がいつどこでどのようにローソンの情報に触れたかを収集。それらにタグを埋め込み、タグから閲覧をおこなうことで寄付活動をおこなうことができるというアフィリエイト広告のような形のサービス。

5. おたよりPonta
店舗での購買時に袋や箸、おしぼりの要・不要をあらかじめ設定しておけるサービス。購入履歴に応じてサービスも受けられる。

6. あきことHealthy Life
購入履歴から栄養管理ができ、状態によって育成ゲームのようにあきこちゃんが変化するアプリ。

7. クックローソン
ローソンで購入できる食材だけで作ることができる料理のレシピを投稿、共有できる。レシピはプリンター出力も可能。

8. VIRTUAL LAWSON あきこの野望
あきこちゃんを用いた本格的なソーシャルゲーム。リアルでの購買履歴などによってあきこちゃんが平社員から昇進したり、あきこちゃんアバターやアイテムを獲得して自分の部屋作りができるなどの機能を持ったシミュレーションゲーム。

9. おでかけLAWSON
幼い子どもがいる家庭のおでかけをサポートする、おむつなどの必要品の取り扱いがあるローソンとレジャー情報を併せて調べることができるアプリ。

10. おでんハンター
各店舗のおでんの在庫を確認できるアプリ。POSデータを用いてなんと店員自ら在庫を入力する必要があるという人力在庫管理

11. STATISTICAL ONIGIRI
おにぎりの具選びにゲーム性を持たせたアプリ。売れ筋や在庫、購買履歴からおにぎりの選択における戦略を立てることができる。

12. エルマ！
スマートフォンから簡単に出品、落札ができるフリマアプリ。ローソンで支払いや受け取りができる。

13. LunchPon
来店時に在庫切れということが無いように事前予約ができるサービス。受け取り時間帯を設定でき、Pontaへのポイント加算もあり。

14. C_Food
食事を記録しておくことで、次の食事をレコメンドしてくれるアプリ。ローソンの商品の原材料情報を確認、管理もできるため、アレルギーなどがあっても安心できる仕組み付き。

15. buy×Match
ローソン商品の売上データから、食べ物と飲み物のマッチングをレコメンドをしてくれるアプリ。選んだキャラクターによってレコメンド内容が変わる。

16. Bingoson
ローソンの商品購入や店舗利用によってビンゴを楽しむことができるアプリ。近隣のローソンを探せるように通信回線がなくてもローカルで情報を検索できるデータをあらかじめ入れておけるという、災害時などに役立つ側面も持っている。

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以上のプレゼンを経て、各入賞チームは……

Open Street Map賞「Bingoson」

東京証券取引所賞「SociaLAWSON」

ドワンゴコンテンツ賞「おでんハンター」

日本財団賞「おでかけローソン」

リクルートホールディングスメディアテクノロジーラボ賞「俺のローソン」

ローソン賞「クックローソン」

今回コンビニ業界初のハッカソンということでしたが、大勢の参加者と独創性あるアイデア、そして技術が集まり、かなり有意義なイベントとなっていたと思います。そして副賞が豪華で驚きました……（東証さんは豪華東証プライベートツアー、リクルートさんは沖縄旅行（という名のハッカソン招待））

今後もどのような業界がハッカソンを開催するのか、楽しみです！（副賞も楽しみですね！）

蛇足：もうちょっとだけ言わせて！
レポートが大変遅くなり申し訳ありません……！さて、今回のハッカソンについて思ったのは、あらゆる面でとてもレベルが高かったということです。アプリの仕組み部分の完成度はもちろんデザインもすぐにリリースできるレベルまで作り込まれており、プレゼンのスライドから内容までしっかりと用意されていました。本当に驚きました。残念だったのはあきこロイドちゃんの音声データを使っているチームがいなかったことですね……そして、毎回ハッカソンで感じるのは「デザイナー不足」。もっとデザイナーの皆さん、ハッカソンに参加しましょう！ハッカソンはデザイナーを求めています！（きっと仕事にもつながりますよ！）