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スマートフォンの世界的浸透に伴い、アプリ開発者は動作検証や不具合対応をグローバルな視点で行うことが不可欠となった。膨大な機能検証、回線など物理的な環境の違いを踏まえた複雑な検証プロセス、各地域におけるスマートフォン実機の獲得など負担の大きさが深刻な課題となっている。
それらを効率的に進められると注目されているのがモバイルアプリのテスト自動化ツール「Appium」とリモート操作&テストプラットフォーム「HeadSpin」の合わせ技だ。
「HeadSpin」の日本正規代理店であり、日本唯一のテクニカルパートナーであるCO-WELL(コウェル)社は2021年3月27日(土)、「Appium」と「HeadSpin」を使ったスマートフォン実機テストの最新情報を伝えるオンラインイベント「【CO-WELL】Global Tech Meet #01 モバイルテストの最前線 〜Appiumの今とこれから、急成長HeadSpinとは?」を開催する。
時間は10時から12時15分まで。参加費は無料。なお、このイベントにはAppium開発リードでありHeadSpinの学習および教育プログラムのディレクターとして活躍するJonathan Lipps 氏とAppiumコミッターでありHeadSpinのサービス基盤開発を米国で行っている松尾和昭 氏が登壇する。
イベント情報「モバイルテストの最前線 〜Appiumの今とこれから、急成長HeadSpinとは?」
■ 開催日: 2021年3月27日(土曜日)
■ 時間: 10時00分〜12時15分
■ 参加方法: イベントページに申し込み後、案内に従ってZoomを使って参加
■ セッション内容:
・10:00-10:10 開会
・10:10-11:00 「Appium 2.0 and Appium’s Vision for the Future of App Automation」 Jonathan Lipps 氏(英日通訳あり)
・11:00-11:20 HeadSpinのご紹介 コウェル
・11:20-12:00 「(仮)モバイル実機の自動テスト手法」 松尾和昭 氏
・12:00-12:10 閉会
■ 関連リンク
・Appium
appium.io
・HeadSpin Compass
www.co-well.jp/service/software-test_headspin/compass
・コウェル
www.co-well.jp/
SDK等不要、世界の実機でテスト・監視できる「HeadSpin」
今回のイベントのテーマの一つであるモバイル検証プラットフォーム「HeadSpin」はGoogleやMicrosoft、Apple、Facebook、Yahoo!JAPAN、メルカリなどを含む世界1000以上の企業で採用されている。利用者は、遠隔地にあるスマートフォン実機をさまざまな環境で操作したりパフォーマンスを監視することができるようになっている。
「HeadSpin」はAndroidのみならずiOSにも対応。アプリ側にはSDKなどを組みこむ必要はなく、デバイスもジェイルブレイクなどを行う必要がないため、ノイズ無く純粋なリモート実機テストを実行できる。UIや安定性、ユーザビリティなどをユーザーに近い利用環境で正確に確認することができるのが売りといえる。
また、「HeadSpin」ではアプリのパフォーマンスに影響を及ぼす重要な指標を継続的にモニタリングし、AI分析によって改善案を提案。未知の問題の発見にもつながることも多い。
根本的問題の解消には、ネットワークの速度やコンテンツのダウンロード時間、APIの呼び出し、CPU/GPUの負荷、メモリ使用量、通信状態などさまざまなパフォーマンス情報を「HeadSpin」内でチェックが可能。アプリ開発におけるさまざまな検証ニーズに対応する。
「HeadSpin」で使えるモバイルデバイスは、世界中に展開されたデータセンターで保管されている。サブスクリプションプラン(Local/Compassプラン)では世界17か所でHeadSpinが用意した実機を使用できる(追加も可能)。上位プランでは150か所に展開可能だ。
HeadSpin+Appiumでできること
世界に展開されたモバイル実機のテストをリモートで実行できる「HeadSpin」に、テスト自動化ツール「Appium」を連携させることで、世界中に国に用意されたモバイルデバイスでテストや監視検証をリモートで行うことができるようになる。当然ながら全てのプロセスは自動で、各地に人員を配置する必要はない。
Appiumのテスト自動化とHeadSpinのグローバル実機テストの組み合わせは、未知の問題を発見・解消し、アプリの品質を向上させる有効な手段として今後さらに拡大しそうだ。
実際、米Walmartでは一般消費者向けのアプリで、起動時間が長すぎる問題に直面。「HeadSpin」を使うことで、特定のAPIの呼び出しが問題になっていることを把握。改善した結果として、13.5秒かかっていた起動時間が3秒にまで短縮できたという事例などが数多くある。
このような課題解決に興味がある人は、オンラインイベントへの参加をおすすめしたい。
今回のイベントの主催社の一つである日本の「HeadSpin」正規代理店のCO-WELL(コウェル)は、ベトナムのハノイ・ダナン、東京・宮崎を拠点にグローバル向けのITソリューションの開発・テストを行う企業だ。国際的なソフトウェアテスト資格「ISTQB」では全世界8社、日本で2社のみ獲得している最高位資格Globalパートナーを取得しており、今回のイベントを通じ品質向上面での支援を日本で展開したい考えだ。