米Facebookは、さまざまな映像番組やライブ配信番組を視聴できるプラットフォーム「Watch」の提供を米国から開始しました。モバイルやPCはもちろん、テレビ専用アプリの提供も行うとのこと。同社は配信者が収益を得られるようなエコシステムの確立を目指しています。
Watchの魅力は“つながり”
「Watch」は、さまざまなテーマの番組が用意されており、ウォッチリストに保存して後から視聴することが可能です。ただ、「Watch」の最大の魅力は友達やほかの視聴者とつながるところにあります。
番組に「いいね」を送ることができるのはもちろん、Facebookのソーシャルグラフで話題になっている番組や “多くの友達が見えている番組”・“みんなが笑顔になる番組” などを見つけることができます。
そしてテレビアプリの登場により、リビングでの番組の楽しみ方が大きく変わる可能性があります。
クリエイターが収益を得るための場としてのWatch
「Watch」は単なる視聴プラットフォームではありません。クリエイターが熱心なファンのコミュニティを構築し、収益を得るためのプラットフォームとしても力を入れていきます。収益方法について全てが明らかになっているわけではありませんが、現時点で配信側には収益の55%が入る仕組みになっていることが分かっています。
配信パートナーは「ShowPage」を軸に、ユーザー参加型番組や質問に対応するレクチャーコンテンツ、レシピ動画などなど、コミュニティのメンバー同士を結びつけるライブイベントを展開できるような仕組みが展開できるとのことです。
「Watch」は米国の一部のグループから提供が始まり、間もなく提供範囲を拡大するとしています。また、クリエイター向けの情報もメディアブログで公開が始まっています。
【関連URL】
・Introducing Watch, a New Platform For Shows On Facebook
https://newsroom.fb.com/news/2017/08/introducing-watch-a-new-platform-for-shows-on-facebook/