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「今こそ、日本の価値を世界へ」JEX 2014が始動【@otozureproject】


[読了時間: 2分]

 JAPAN EXPOは、1980年からアメリカ、ロサンゼルスで日本の文化観を海外へ伝えてきた。来場者は開催時に20,000人を超えるビッグイベント(前回イベント実績)。30回目を迎える今年は、日本の「価値」を発信することを目的としている。従来のCOOL JAPANのイメージから一歩踏み込んだ「Emotional Art and Technology」として名称を新たに『JEX 2014』として日本の価値そのものを伝えるプロジェクトが始まった。


 2013年7月1日、JEX 2014は特設Webサイトを公開した。今まで受け継がれている伝統(Traditional)と、これからの日本(Modern)を世界に伝えていきましょう。とメッセージを投げかけている。

 日本の技術を、今の時代の感覚の中で見つめ直し、世界から見た視点で発信することは重要だとJEX 2014は指摘する。その背景には、日本は「コンテンツはあるのに発信力が低い」と海外で指摘を受けるシーンが多いことにも関連しているようだ。

 オタク文化や、伝統文化、職人技、異文化のエッセンスを積極的に取り入れる食文化など日本には多くのコンテンツが無数に存在し、これほどにも多様性のある文化感が集積された国は類を見ないだろう。

 日本の価値とは、温故知新。 伝統を守りながらも、新しさを寛容し受け入れて、独自なものをつくる技術。そこには様々な伝統文化と匠の技が確かにあることも指す。日本の価値を伝統文化に的を絞ると、技術継承の点では、引き継がれないままに消えているという。

 JEX 2014では、日本の技術や背景にある物語を、今の時代の感覚の中で見つめ直し世界から見た視点で発信していく。海外に感動を与えているのは、技術の後ろに込められた想い(物語)と日本のライフスタイルそのものでもあるからだ。

 現在、JEX 2014のコンテンツは8テーマでクリエイティブディレクターを募集している。日本の価値を世界に発信できる取り組みを共に始めてみてはどうだろうか。

【関連URL】
・JEX 2014
http://japanexpofoundation.org/

会期:2014年3月1日(土)、3月2日(日)
主催:米国財団法人 ジャパンエキスポ
企画運営:JAPAN EXPO FOUNDATION

備考:JAPAN EXPO 2013は、JEX 2014へと名称変更となりました。

蛇足:fujimonはこう思います!
メイカームーブメントやFabLabなどの文脈に代表される、海外から流入した現代のものづくりが注目されている昨今。JAPAN EXPOの取り組みもまた、ものづくりに国境はなく、日本の価値を国内外へ届ける仕組みとなると感じている。グローバルな取り組みというだけでなく日本が持つ文化を、改めて発掘できるプロジェクトでもあるので今後の動きにも注目したい。まだ知らない日本を知るいい機会となるのではないだろうか。日本の素晴らしさを多角的に掘り起こし、職人技や伝統が消えてしまわない最適なソリューションとなることを心から願うばかりだ。
著者プロフィール:藤本 彩/fujimon 【otozure project】フリーランスディレクター
広島出身。鎌倉市在住フリーランスディレクター。広告・デザイン業界を経て、クラウドソーシング企業Lancersで新しい働き方を創出するプロジェクトへ夢中でコミット。人や場づくりが好きなコミュニケーター資質であることから「高エネルギー体」と呼称され、社内外のコミュニケーション温度をあげる役割を担い貢献する。2013年6月より、IT・ものづくり企業が多く集う鎌倉にてフリーランスとして独立。NPO企業、職人をエンパワーメントするなど、ものづくりにも深く関わる日々を送っている。関心領域は、ものづくり/働き方/地域コミュニティ/イベント/子育て/グローカル。日本/世界のものづくりと、新しい働き方、フリーランスの今を取材していきたい。現在「時間と場所にとらわれない働き方」を体現中。

メール:aya.fujimoto.8(at)gmail.com
チャットワーク:http://chatwork.com/fujimon (音声・ビデオ)
Twitter:http://twitter.com/otozureproject
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