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GoogleのAndroid、AppleのiOSに続く「第3のOS」。
Firefox OS、Tizen、Ubuntu、Sailfish OS と複数の勢力が名前を挙げており、既存のシェアをどう奪取するか注目されているが、今のところトップ2を駆逐するかどうかは未知数だ。
そんな中で、オープンソースのSailfish OS を開発するフィンランドのJolla社が、新しいスマートデバイス「Jolla」を発表した。最大の特徴は、Sailfish OSアプリだけでなく、最新のAndroidアプリの両方に対応している点。
独自性のみならず、既存のマーケットを意識した新しい流れ。第三のOSから一つ抜け出た、第四のモバイルOSという位置付けを構築できるか注目される。
Jollaは、Nokiaで「MeeGo OS」の開発に携わっていた社員らが2012年7月に創業した会社。
独自OSながら携帯通信事業者にあわせてカスタマイズするというスタンスで、チップメーカーやデバイスメーカーとの提携を進めている。
開発している独自OS「Sailfish OS」は、ジェスチャーで動作するマルチタスクUIを強みとするもので、アプリは C++&QMLもしくはHTML5ベースで書くことができる。
さらにMyriad AG社のAndroidランタイムを使用することで、世界トップシェアのAndroidアプリを動作できるようにしている。AndroidアプリはYandex Store経由で、8万5000のアプリからダウンロード可能。アプリ内課金にも対応するという。
Jollaから発表されたデバイスは以下の仕様で、価格は399ユーロ。日本円で5万5000円程度。
ディスプレイ:4.5インチ IPS qHDディスプレイ。5ポイントマルチタッチ。ゴリラ2ガラス。
メモリ:ストレージ16GB、メモリ1GB、MicroSDスロット
バッテリー:最大10時間
カメラ:8メガピクセルAFカメラ、LEDフラッシュ。2メガピクセルフロントカメラ。
サイズ:高さ: 131 mm、幅: 68 mm、厚み: 9.9 mm、重量: 141 g
通信:GSM/3G/4G LTE(6大陸対応)
【関連URL】
・Jolla – we are unlike
http://jolla.com
8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング → 海外技術&製品の発掘 & ローカライズ → 週刊アスキーなどほとんど全てのIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ブログCMSやSNSのサービス立ち上げに関与。坂本龍一氏などが参加するグループブログ立ち上げなどを主導した。ネットエイジ等のベンチャーや大企業内のスタートアップなど多数のプロジェクトに関与。生んでは伝えるというスタイルで、イノベーターを現場目線で支援するコンセプト「BreakThroughTogether」でTechWaveをリボーン中 (詳しいプロフィールはこちら)