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電灯やコーヒーマシンのスイッチをインターネット経由で押すーそんなありそうでなかったIoTデバイス「MicroBot Push」で注目を浴びた韓国のNARAN社が、新たなプロダクトをリリースしました。その名も「MicroBot Sense(マイクロボット・センス)」。
直径3.8センチ、重さ30gというサイズながら温度、湿度、気圧、照度、ノイズ、CO2濃度などのセンサーを搭載し、スマホアプリからのデータ収集に加え、さまざまな条件でプッシュ通知を行ったりすることができるというものです
持ち運びはもちろん、据え置きセンサーとしても
これだけの小型サイズですから、バッグなどに取り付けて「現在の気温や湿度、気圧」をチェックしたり、「オフィスのCO2濃度の変化」といったデータを時系列で収集するなど環境情報の確認に役立ちそうです。
ただ、「MicroBot Sense(マイクロボット・センス)」はそれだけではありません。例えば、赤ちゃんのベッドに装着しておけば、周辺の様子を離れた場所からも確認することができるようになります。
振動センサーも入っているので、このようにドアに装着してセキュリティモニター代わりに使うことも可能です。
据え置き利用の場合、blutooth接続の専用ハブが必要ですが、使ってないスマホやタブレットに専用アプリをインストールして代用することも可能とのこと。
7つのセンサーが入った「Microbot Sense(マイクロボット・センス)」は2018年3月26日からクラウドファンディング「kibidango」でキャンペーンを開始。予定販売価格7800円のところ、超早割で5,980円から入手可能になっています。
リアルの世界の課題を解決していく
なぜ、このようなデバイスをNARAN社は開発したのでしょう。韓国NARAN社のCEO Terence T.Park氏に話を聞きました。
「Microbot Push」という製品で、リアルの世界にあるさまざまなデバイスをスマートホーム対応させることを考えました。大がかりなシステムを導入することなく、今あるものにデバイスを装着するだけでさまざまな家電のスイッチを操作することができるようになるわけです。ただ、例えば、電灯をONにした時、エアコンを調整した時、それが本当に機能しているかを知りたかった。そこで「Microbot Sence」があれば、電灯なら照度センサー、エアコンなら温度計で動作を確認することができるようになると考えたんです。
「MicroBot Sense(マイクロボット・センス)」の価値は、さまざまな環境データを収集し続けるところにあります。しかし、それは単にデータを見るだけでなく、そこから生み出される生活をよくなる通知やヒント(例えば「湿度が低下したら肌の保湿をしたほうがいいよ」とか)を提供することで、利用者の生活をレベルアップしていきたいと思うんです」。
Terence氏は、14才で単独カナダに渡航。ソフトウェアエンジニアとして米国や日本でも勤務経験があるが、その後、韓国に戻り2009年、25才でNARANの原型となる回y差を起業。2014年に160万米ドルを調達し「Microbot」シリーズの開発に着手。2016年には米CESのイノベーションを受賞するなど注目を浴びています。NARANは20人のスタッフで、10人がエンジニア(ソフトウェア(組み込みソフトを含む)とハードウェア)ということです。
今後、NARANは、安定的に年数個のMicrobotシリーズ製品を出し続け、プラットフォーム化を狙うと共に良質なデバイス製品作りに注力したい考えです。
【関連URL】
・[公式] MicroBot
・[クラウドファンディング] 身につけるだけで環境をトラッキングできるセンサー「Microbot Sense」
蛇足:僕はこう思ったッス