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LINEの「Clova Auto」は普通に便利でした、2019年にはトヨタのナビにも融合 #CEATEC

LINEが開発するAIアシスタントの車載版「Clova Auto」と、トヨタ自動車が構築する自動車向けナビゲーション基盤を連携させたデモンストレーションが、幕張メッセで2018年10月16日から19日に掛けて開催する「CEATEC JAPAN」で行われます。

Clovaがカーナビにやってきた

開催前に報道向けに行われた説明会では、声だけでメッセージをやりとりするのはもちろん、ニュースや天気予報、LINE MUSICの再生、Radikoの再生などのデモンストレーションが行われました。それはまるでClovaスマートスピーカーそのままで、利用ユーザーはすんなり使い始められるという印象。

LINE MUSICはカーナビ画面に最適化されたシンプルなUIまで仕上げていて、車版Clovaの到来を予見させられましたが、実はこれだけではありません。LINEとトヨタは、2019年夏にも音声操作による経路検索やナビ機能を「Clova Auto」に統合すると発表しています。

「ねぇClova、東京タワーまでの行き方を教えて」
「東名高速道路の渋滞情報を教えて」

といったシンプルな質問はもちろん、お店の予約などの合わせ技も可能になるかもしれません。また、他のデバイスと連携する機能(SDL)によってその便利さはさらに拡大するかもしれません。

この「Clova Auto」の一連の取り組みですが、2018年12月発売予定のSDL対応車載器に対して、まず「LINE MUSIC」アプリの提供を開始。「Clova Auto」アプリは2019年春より提供する予定。その上手に、2019年夏にナビゲーション機能を追加する計画です。

【関連URL】
・[リリース] 車とAIアシスタント「Clova」を連携させる「Clova Auto」を通じ、トヨタの技術を活用したナビゲーションサービスを提供

蛇足:僕はこう思ったッス
まずClovaの基本機能が車に搭載されるのは手放しで喜べる(クルマ社会の栃木県に住む筆者は、Clova Friendsの車載を試そうとしていたくらい)。ただ、ニュースと音楽とメッセージでは夢がない。ナビゲーション、そしてそこからの対話によるレストランや宿、駐車場の予約。渋滞中のデリバリーなんかもあったらおもしろい。いろいろな意味で今回のCEATECは夢を感じられそうだ

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