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LINE Payも20%還元「Payトク」、上限5000円ながら12月中全ユーザーが対象

LINE Payは本日(2018年12月14日)、LINEアプリ上で動作するモバイル送金・決済サービス「LINE Pay」で決済した金額の20%をLINE Payの残高として付与する期間限定キャンペーンを開始しました。実店舗での決済のみならずECや請求書払いでも適用されます。

25%還元になる人も

「Payトク」は、LINE Payユーザーを対象に毎月開催されているキャンペーン。2018年12月のキャンペーンとして、本日(2018年12月14日)から12月31日まで、決済代金の20%を残高として還元するというものです。

対象店舗は全国の「ローソン」「ファミリーマート」「和民」「白木屋」、「笑笑」、「金の蔵」などの居酒屋チェーンをはじめ、百貨店・カラオケなど。少ない印象ですが「ZOZOTOWN」などの一部のECや「請求書支払い」サービスでの決済も対象。

別途展開されている「コード支払い」で決済した場合の3%残高還元や利用料に応じて還元率が変わる「マイカラー」制度も併せて適用されるため、多い人で最大25%の還元となる可能性もあります。

【2018年もありがとう】Payトクキャンペーン
実施期間:2018年12月14日(金)〜2018年12月31日(月)
内容:期間中、「LINE Pay」でお支払いをすると、20%の残高を還元
対象決済方法:「コード支払い」「オンラインでの決済」「請求書支払い」
還元上限:5,000円分の還元

ペイペイのキャンペーンと何が違うのか?

ソフトバンク・ヤフー陣営で100億円の還元キャンペーンを昨日(2018年12月13日)まで展開したペイペイは、スマホ決済で推定500億円以上の流通金額を生み出し、社会的な認知を広げるのに貢献しました。還元付与された100億円はペイペイポイントとしてであって、今のところ銀行などへの現金書きだしは対応していません。今後、2次流通がどのように活かされるのか注目されます。

しかし、LINE Payはすでに口座開設者が3000万人。還元された残高は現金にも変えられます。また、「わりかんキャンペーン」やLINE@などリアル店舗向けSNSアカウント事業にも注力している段階で、巨大な会員基盤を段階的に活性化している真っ最中であり、短期的な流通総額を比較すると、ペイペイを上回る可能性もあります。今後目が離せなくなりそうです。

【関連URL】
・[公式] Payトク

超蛇足:僕はこう思ったッス
2018年11月末。銀座のペイペイ社員が多く入居するコワーキングスペースを訪れた、決戦前夜的な雰囲気だということをピンと感じたが、スタッフはすごい勢いで増加している最中ということで、まだまだ氷山の一角であるという状態だった。もちろん、LINE Payはそれよりも前にスマホ決済を国内外で試行錯誤し、アカウント数を増やしてきたという実績がある。2020年のキャッシュレス40%という政府目標をうわまわるべく、全方位的な取り組みが動いている。今回のキャンペーンは大型商材店舗がなく見劣りするようにみえるが、現金という領域におけるさらなる大きな一手が控えているであることを考えると、まずは誰もがこの流れにのる企画としては有効ではないだろうか。

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