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WeChat PayとLINE Payがコードを統一化、主要4か国と韓国・中国でインバウンドコード決済のためのグローバルアライアンス

LINEグループの決済会社LINE Pay社は本日(2018年11月27日)、LINEの主要4カ国のLINE Payユーザーに日本での決済を可能にするグローバルアライアンス展開を開始することを発表しました。また、韓国のNaver(ネイバー)、WeChatを展開する中国のTencetとも提携し、サービスを超えた決済アライアンスをインバウンド需要に応じるために進めるとのことです。

これまでLINE Payはそれぞれの国と地域のエリア内でしか使用できませんでしたが、このグローバルアライアンスによって各エリアのLINE Payユーザーが日本に旅行時、国内のLINE Pay加盟店で決済ができるようになります。

中国のTencentとのパートナーシップについては、WeChat Payとのコード決済の仕様を統合し、共同でコード決済の普及に乗り出す考えだといいます。

これらの展開はいずれも2019年早期から順次開始することになるとのことです。

2019年早期開始予定
■中国 WeChatPay
提供会社:Tencent Holdings Limited
プラットフォーム:SNSアプリ「微信(WeChat)」
ユーザー数:全世界10.825億人(MAU)
WeChatPayユーザー数:非公開

2019年内予定
■韓国 NaverPay
提供会社:NAVER Corporation
プラットフォーム:NAVER
ユーザー数:3,000万人(mobile DAU)
NaverPayユーザー数2,400万人

■日本/台湾/タイ/インドネシア LINE Pay
プラットフォーム:コミュニケーションアプリ「LINE」
ユーザー数:1億6,500万人(MAU)
LINE Payユーザー数:4,000万人

【関連URL】
・[公式] 【LINE Pay】LINE Pay Global Allianceを発表

超蛇足:僕はこう思ったッス
日本国内におけるコード決済は完全にWeChat PayとAlipayの独善場。インバウンドに絞ったとしても、そもそも中国からの訪日旅行者が多いわけで見過ごせるはずもない。個人的にこれをどう払拭するか、最大の注目点だったのだが、短期にNo1となるにはグローバルの競合と組んでしまうということができるのか、と関心させられた。確かにもうLINE Payの動きは見過ごせない。

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