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IIJとL is B(エルイズビー)がセキュアなヒジネスチャット「direct エンタープライズ版」提供開始へ 【@maskin】

 インターネットイニシアティブ(IIJ)とL is B(エルイズビー)は2016年3月9日、プライベートクラウドやオンプレミス(on-premiss: 組織等が管理するシステム内に導入して運用すること)に対応したチャットサービス「direct エンタープライズ」の提供を開始すると発表した。サービス提供開始は2016年3月31日を予定している。

 チャットサービス「direct」はLisB(エルイズビー)が開発するもので、同社とIIJは2015年5月1日の資本業務提携を機に、企業向けサービス「IIJ GIO(ジオ)サービス」上で稼動するプライベートクラウドサービスとしてエンタープライズ版を開発してきた。(トップ画像はIIJ GIOホームページより)

 「direct」はビジネス使用を視野に入れたスマートフォン対応メッセージングサービスとして2013年に提供を開始した(参考:LINEの企業版? 組織内をスマート化するクラウドサービス「direct(ダイレクト)」 受け付け開始 【@maskin】)。開発のL is Bは、ビジネスチャットとしての完成度を高めつつ、自由にカスタマイズできるbotサービス「daab(direct agent assist bot)」など、ソーシャル要素の企業導入に貢献。カスタマイズ要件にも対応することで着実に大型受注をこなしてきた。

 「これまでdirectを導入して頂いたのは中規模や大企業の一部門でしたが、万単位の企業からのお問い合わせも増えています。ニーズに応えるためにエンタープライズ版を開発しました」と代表取締役/CEO 横井太輔氏は語る。

 ソーシャル&クラウドの時代とはいえ内部統制強化の声はより高まっている状態。 L is BとIIJの取り組みは時の課題をどこまでキャッチできるか、注目される。



【関連URL】
・IIJとL is Bが法人向けメッセンジャーサービス事業で資本・業務提携
http://www.iij.ad.jp/news/pressrelease/2015/0427.html
・direct – クラウド連携メッセンジャー
https://direct4b.com/ja/
・L is B Corporation
http://www.l-is-b.com/

蛇足:僕はこう思ったッス
 L is Bのすごいところは、営業力とサービス開発の歩調が一致している点。新機能は営業の武器となり、営業の成果が開発力を実証する。そこにきてIIJというパートナーとの出会い。着実に実績を詰みあげつつある同社は、飛躍のフェーズに入ったように思う。
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