サイトアイコン TechWave(テックウェーブ)

Mac OS XをJavaScriptで制御、JavaScript for Automationの仕様公開 【@maskin】


[読了時間: 2分]

 米アップルは2014年9月17日未明、今秋リリース予定のMac OS X 新バージョン 10.10(コードネーム:Yosemite)に搭載される自動化機能「JavaScript for Automation」の技術資料を公開した。

 これまでMac OS Xはスクリプト言語による処理の自動化機能を搭載してきた。Yosemiteでは、機能をアップグレードするほか、JavaScriptで記述できる「JavaScript for Automation」を追加。ライブラリ(構成されるプログラム郡)を自ら拡張できる仕様になるという。

 なお、現時点ではまだベータ段階の準備資料とのことで、今後順次修正されていくとのこと。

Automation機能の最大の特徴は、OSの機能や各種アプリケーションを連携させた処理を自動で行うことができるという点。

 多くの開発者に馴染みのあるJava Scriptに対応することで、Mac OS Xの利便性向上に寄与することが期待される。

 なお、「JavaScript for Automation」の概要は、WWDC 2014のセッションが公開されているので、参照して頂きたい。



【関連URL】
・JavaScript for Automation Release Notes
https://developer.apple.com/library/prerelease/mac/releasenotes/InterapplicationCommunication/RN-JavaScriptForAutomation/index.html
・WWDC 2014 Session Videos – Apple Developer
https://developer.apple.com/videos/wwdc/2014/



蛇足:僕はこう思ったッス
記憶が正しければ、Mac OSにオートメーション機能が搭載されたのはおよそ20年前。Mac OS 7の時代にApple Scriptという処理記述言語が搭載されていた。「これは便利!」と飛びついたものの、処理速度がとてつもなく遅くまた、特殊な言語で謎のエラーが出たり、デバッグが困難だったりと自分には使えなかった。

今回JavaScriptに対応したことで、まず知ってる言語であるということで一つ目の関門クリア。機能拡張できるということで、いろいろな応用への期待が高まる。あとは処理速度だろうか。

モバイルバージョンを終了