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【MashupAwards9】最優秀賞はなんと…!接戦の3daysハッカソン! #MA9【@aco220】


[読了時間: 3分]

9月6日(金)から9月8日(日)の3日間、リクルートホールディングス主催の開発コンテスト「Mashup Awarads 9」の東京ハッカソン1回目「Mashup Camp」が開催されました。

今回はAPIパートナー/メンターとして話題のApigeeやGracenoteなども参加され、ハッカソン参加者は各自Mashup Awardsへの応募に向けて制作にじっくり取り組まれたようです。

最終日に参加された審査員は、Mashup Awards7事務局長であり現在は株式会社レレレのファウンダーである山本大策氏、Movida Japanの嶋根秀幸氏、そしてアスキークラウドの松下康之氏。

彼らの審査により今回のハッカソンで最優秀賞を獲得した作品は、なんとMashup Award 9の一次予選免除となります!

今回のハッカソンで発表された作品は以下のとおりとなります。

1. みまもーりお/みまもーりお
Twilioを活用し、離れた場所に暮らす高齢者などに電話をかけてログを取ることができるアプリ。いくつかの質問が用意されているため、それに答えることで回答ログが蓄積され、それを管理者が閲覧することで安否確認をおこなうことができる。

2. otorivia -音楽からトリビア!-/おとりびあ
gracenoteを活用。流れている音楽をスマートフォンのマイクから取り込むことで、曲名や歌手名を探すだけでなくWeb上から曲に関する詳細情報やうんちくを集めることができ、誰かと突然自分の知らない曲に関する会話をすることになってしまっても安心!というアプリ。

3. Super Drive Bro./DriveDo(どらいぶどう)
ドライブにおける渋滞や回り道などのイライラを解消できるアプリ。Toyota APIを活用し、車の走行データやドアの開閉などの情報を認識して某有名ゲームの効果音や画像を流し、ドライブを楽しいものにしてくれる。

4. みつぎふと/みつぎふと
「あげたい」と「ほしい」(「貢ぐ」と「ねだる」)のマッチングサービス。楽天やYahoo!の商品情報から「おねだリスト」を作成して貢ぎたい人がねだる人のほしい物を贈ることができる。「ほしい」という潜在需要に本人以外の購入する人をマッチングして売上に結びつけることができ、顧客の満足度もアップができるという考えから作られた。

5. Chicopy/Chicopy
女性のためのフリマアプリ。既存フリマアプリの「Fril」によく似ているが、GoogleMapAPIを活用して運営会社が配送までおこなってくれる。手数料も完全無料。

6. tele*coi/どうげんざかブラザーズ
声で繋がる出会い系サービス。男性がポイントを使って女性に電話を依頼、女性は貯まったポイントを使い楽天で買い物ができるというもの。リストから顔写真やプロフィールを閲覧でき、さらに声のサンプルも確認可能。流れとしては、電話をかけてほしい時間を設定しメッセージを送り、女性はそのメッセージを確認して電話をする。ちなみに電話は1分で切れるので、もっと話したい場合は再度依頼する必要がある。アプリを介するため個人情報が公開されず、安心して使うことができる。

7. AED SOS/AEDハヤインジャー
心肺停止後の生存率やAEDの使用率の低さに着目。アプリからAEDの要請ができ、他のアプリを持っている人にプッシュ通知される。119番も可能。早急にAEDを確保することができる仕組みとなっている。今回のハッカソンでは主にTwilioの実装とデザイン改善がおこなわれた。

8. GIFMAGAZINE/creative-box.inc
GIFアニメのキュレーションマガジン。GIFアニメ制作アプリが出てきたり、FlipboardのiOS版がGIF対応したりとGIFが注目される中、同時に8つのGIFを表示できるなど他サービスよりも優位な点の実装などをおこなっている。一度に見られるものを1つに限定せず、8つにすることで、キュレーションマガジンでありながらユーザーによる選択の余地も残している。

そして最優秀賞および一次予選免除となったのは……

みまもーりお!

そして、AED SOS!

「AED SOS」はアイデアやデザインが良く、そして完成度も高い作品です。しかしながらチームでの参加であり、今回のハッカソンのみを使って作られた作品ではありません。そこで「みまもーりお」は今回のハッカソンのみを使い作られた作品であり、さらに複数のAPIを上手に活用して活用して作られたということで、両者とも最優秀賞に値するとされました。

また、Twilio賞には「AED SOS」、トヨタIT開発センター賞には「Super Drive Bro.」、Gracenote賞には「otorivia」が選ばれ、それぞれ副賞が贈られました。

【関連URL】
・Mashup Awards 9
http://ma9.mashupaward.jp/
・[増員+5名]#MA9 Mashup Camp 東京 Vol.01 大賞金額200万の日本最大の開発コンテストがおくる週末ハッカソンイベント! チームメンバーも探せるよ!9/6-8開催
http://atnd.org/events/42857
・今後のMashup Awards9関連イベント(アイデアソンやハッカソンなど)
http://atnd.org/users/40962

蛇足:もうちょっとだけ言わせて!
またまたレポートが遅れまして申し訳ありません!今回は最終日のみ伺いましたが、たくさんの作品を見ることができて良かったです。今回最優秀賞が2作品選ばれたということで、Mashup Awardが大切にしている視点できちんと評価がされていたことをとても嬉しく思いました。凄いものを作るだけじゃなく、作りたいという気持ちが大切にされるのがMashup Awardだと思います。何度かアイデアソンやハッカソンに参加して思うのは、どのイベントも参加者がとにかく真剣かつとても楽しそうだということ。ぜひいろんな方に参加してその感覚を味わってもらえたらいいなと思っています。今後のイベント情報はこちらから!TechWaveもメディアスポンサーとして随時情報をお届けいたします。
著者プロフィール:ライター 鈴木 梢(あこ)

千葉県生まれ、千葉県育ち、千葉県在住の24歳。新卒で入社したモバイル系制作会社にてスマートフォンアプリやソーシャルメディアを活用したキャンペーンのディレクションを担当し、その後はトレンダーズ株式会社にてソーシャルメディアを活用した女性向けウェブサービスの運用を担当。現在は桑沢デザイン研究所にて学生をしながら、主にフリーのライターとして活動中。
主にウェブに関するイベントレポートなどが得意です。お気軽にご連絡ください。

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