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Internet Explorer の今後について、ぼんやり語るマイクロソフトに同情の声

すでに23年近い歴史を持つウェブブラウザ「Internet Explorer」の今後について、マイクロソフト社が「Legacy Web から Modern Web への移行を十分に余裕をもった計画で検討を進める必要がある、ということを意識してもらえれば」という遠回しなブログ記事を公開しています。

最新のOS「Windows 10」では、モダンウェブに対応したブラウザ「Edge」を標準搭載するものの、レガシーブラウザでしか利用できない機能やコンテンツに対応した「Internet Explorer」も未だ提供し続けています。ソーシャルメディアなどでは「はっきりとInternet Explorerを廃止へ」という意見も散見されますが、公的機関などが未だにInternet Explorerを推奨するなどの状況を鑑み同情する声も聞かれます。

ブログ記事「Internet Explorer の今後について」は1500文字を超えるまずまずの大作。

Internet Explorerに依存した業務システム対策として、Windows 10でも提供しているという経緯や、その後のサポートなどが淡々と語られています。2020年には1990年代末から20年近くにわたり一斉を風靡したFlashがサポート終了となることなど、じわじわと「Internet Explorerでしか動かないコンテンツは存在しえなくなる」ということを説明しつつ、最終的には計画的にモダンウェブへの移行を促すような内容になっています。

【関連URL】
・[ブログ] Internet Explorer の今後について

蛇足:僕はこう思ったッス
そもそも、モダンウェブとレガシーウェブはユーザーが定義した者ではなく、明確な違いを把握している人は限られていると思う。なぜ、新しいウェブブラウザに移行しなければならないか、しかしも、それが莫大な金額をかけたシステムと互換性がないとなると反対するのは当然。この記事ではAdobe Flashの話しかされていないが、Internet Exlprorer依存の機能も沢山あったわけで、仮にここで「今月でIE終了!」となれば混乱が発生するのは間違いない。MS社は、時間が解決すると思っている部分もあるだろう。しかし、通信環境も技術も成熟安定期に入っている現代において、システム移行はよほど必然的な理由がない限り受け入れがたいものになっていると考えられる。

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