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空飛ぶ自動運転原付、試作機を750万円で提供 〜もりもと技術研究所がクラウドファンディング開始

もりもと技術研究所は2017年11月22日、個人用航空機「PPKP」開発プロジェクトのクラウドファンディングをスタートしました。

キャンペーンは開発そのものを応援する形で、支援者には初飛行観覧券などが提供されますが、このプロジェクトで開発試作機を750万円で提供するメニューも用意されています。

一人乗りの小型飛行機

実施されているのはクラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」で、期間は2017年11月22日から2018年1月18日まで。

開発を計画している「PPKP」は大きな固定翼を持った小型の一人乗り飛行機で、筐体サイズは全幅:10.4m・全長:4.3mを予定しているとのこと。

エンジンの出力は15馬力ほどで、最高速度は120km/h。航続距離は18リットルの燃料で200kmまで飛行可能と交通手段として充分な仕様になっています。

自動運転で飛行

大きな翼を使うことで30km/hの速度で浮き上がることが可能。20mほどの短い距離で離陸が可能です。着陸も短距離で可能となるためビルの屋上や駐車場といったある程度の大きさのある広場から離発着ができるとのこと。

オートパイロットによる自動運転を行うため、 搭乗者は特別な訓練をしなくてもタッチパネルで行先を指定するだけで目的地まで飛行可能。また、また、翼による滑空が可能なため、万が一エンジンが故障しても滑空による緊急着陸ができるなど安全面にも配慮しているとのことです。

現在、エンジンとプロペラからなる推進器を開発中で、 プロトタイプの初飛行を2018年1月に予定しているとのこと。2020年までには訓練無しの人が搭乗できる機体を開発し、2022年にも開発を完了させたい考えです。

【関連URL】
・もりもと技術研究所
http://www.morimoto-rd.com

蛇足:僕はこう思ったッス
 空飛ぶスーパーカブを夢見る人は多い。先日も本丸である本田技術研究所にいった際、社員による自己啓発グループがそのまんま「空飛ぶカブ」の試作機をお披露目していた。それぞれ設計思想は異なるが、もりもと技術研究所の「PPKP」の自動運転が高い完成度で実現するのかどうか注目。

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