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ミャンマーの新規通信ライセンス、「カタールテレコム」とノルウェー「Telenor」に 【@rocogirl_jp】@maskin


[読了時間: 2分]

 ミャンマー政府は最終的にアジアの未開拓の通信市場の1つのための接戦のレースで多くの期待を破って、2つのモバイルオペレーティングライセンスの受賞者として、カタールテレコム(Ooredoo)とノルウェーTelenor社と発表しました。

 Telenor社はパキスタン、バングラデシュ、タイ、マレーシア、インドですでに通信キャリアとして事業確立しているノルウェーの通信事業者。バングラデシュのグラミン銀行と共同でグラミンフォンなどの取り組みも実施しています。

 ライセンス発表後のプレスリリースにて、HSPAとLTE対応の技術を使用した最先端のモバイルネットワークを構築し、2014年にモバイルサービスのフルレンジ、音声とデータの両方を起動、さらに5年以内にミャンマー全国カバレッジ達成を計画していると発表しました。

 カタールテレコム(Ooredoo)はいまだプレスリリース発表がありません。

 現在、ミャンマー国内にある通信事業者は、国営のMPT(Myanmar Posts and Telecommunications、ミャンマー郵電公社)1社の独占状態。通信方式はGSMとCDMAの2種類。

 GSM方式のSIMカードは、発売当時は約200万円程度で取引されていたが、最近になり2.5万円程度で下げ止まっています。しかし、外国人を含めた携帯電話需要の増加により、そのSIMは新規で購入することはほぼ不可能になり、中古で取引されているSIMを購入するのが通例。チアメント調べによると、ヤンゴン市内では約4万円程度です。

 またCDMA方式のSIMカードは今年の4月に突如150円で発売をし始めましたが、人口普及率2%程度のミャンマーにて毎月35000枚程度しか発売されず、一般層には全く普及していないのが実情。

 発売当時は150円だったものの、現在は約0.8〜1万円で取引されており、貧困層の格好の資金源になっていると思われます。

 GSM方式およびCDMA方式ともに、通信料はプリペードカードで支払うのが通例だが、最近は特にCDMA方式のプリペイドカードが品薄になってきている状態。
今回の通信事業者の追加は、若者を中心にスマートフォン利用が広がりつつあるミャンマー国内において、モバイルインターネットの普及率を後押しするものであると期待しています。


【関連URL】
・CDMA cards fail to appear on June 20, as prices rise
http://www.mmtimes.com/index.php/national-news/yangon/7203-cdma-cards-fail-to-appear-on-june-20-as-prices-rise.html


蛇足:みっちぃはこう思うのよ。
携帯普及率10%といわれているミャンマーですが、ヤンゴン市内では歩きスマホも自分撮り姿も多く見かけます。英語を話す20代はFacebook、Viberでコミュニケーションしています。まさに、スマホファースト・スマホネイティブです。今回、日本勢は丸紅が補欠、KDDIは落選となってしまったのは個人的にも残念。当選した事業者がどちらも国営企業でもあり、政治負けとしか言いようが無いですが、この勢いが来年ミャンマー全土に広がると思うと、とても楽しみ。新興国から生まれるITサービスが出てくるかも!ミャンマー要注目です。
著者プロフィール:金井路子 (Michiko Kanai)
13年携わったIT企業のサービス企画・開発、マーケティング職を経て、現在ミャンマー・ヤンゴン市内ホテル&日本食レストラン(http://www.ayechantharhotel.com/)経営に参戦中。
ミャンマーを手始めにASEAN各国へ、日本から生まれた製品・サービス・ルールなどを流通させていくことがミッション。
興味あること:UI/UX ,mobile,EC,SOLOMO,deliverly,Micro finance,BOP,ASEAN

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