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ヤフージャパンは2015年7月27日、IoTデバイスやウェブサービスなどを組み合わせて処理を自動化するサービス「myThings」の提供を開始した。サービスの利用はiPhoneもしくはAndroid用アプリが必要で、両方ともマーケットから無料でダウンロード可能になっている。
一体どういったことができるのか?というと、ざっと列挙すると
- 天気予報をトリガーに、→ 傘の所持などをプッシュ通知でおしらせ
- 「#海」タグでSNS投稿したら → 自動でフォルダを作成して保存
- 気温が35度を超えたら → プッシュ通知でおしらせ
- FitBitで記録した取得カロリーをTwitterに投稿
などなど。
多様なサービスを連携させたり、処理を自動化させるものといえば、米IFTTT (IFTTT for iPhone、アプリやウェブの機能を組み合わせられる魔法のツール 【@maskin】)を思い出す人も多いだろう。最近は、IFTTT自身もIoTでの活用レシピを公開しており、そんな中、一体どういった狙いがあるのだろうか。
まず、基本的ににヤフージャパンの「myThings」は、チャネルという定義があり、少なくともアプリ上では、このラインナップに乗っているものしか利用できない。
myThingsで利用できるチャネル(2015年7月27日発表時点)
Yahoo!ショッピング・Yahoo!知恵袋・Yahoo!天気・災害・Yahoo!メール・ヤフオク!・Textream・GYAO!・Twitter・Facebook・Dropbox・
Evernote・Connpass・Foursquare・Gmail・Google Calendar・Google Drive・Instagram・Pocket・Slack・Youtube・Tumblr・はてなブックマーク・Fitbit・JawboneUP・misfit SHINE・netatmo・Withings・プッシュ通知・IDCF
ソーシャルメディアやクラウドサービス、FitbitやJawboneUPといったヘルスケア系など主要なサービスがカバーされているものの、やはり主役はYahoo!のサービス。
これらのサービスを組み合わせて使用することでより便利にするという狙い。日常生活の中で使用することを強くイメージしていることが、このコンセプトビデオからも見てとれる。
IoTプラットフォームとしての強み、自作・独自プロダクトとの連携も可能
myThingsの今回の発表と同時に明らかになったのは、IoT連携プラットフォームとして自作デバイスや各種プロダクトなどとの連携もできる環境も提供されるということ。
IDCフロンティアが提供する自作のデバイスやWebサービスなどを接続するためのバックエンドサービス「IDCF」チャンネルはmyThingsと連携することで、前述したチャネルを無限に拡大することができるという。なお、IDCフロンティアによれば「現時点で唯一の(対応)環境を提供」とのこと。
【関連URL】
・myThings – あなたの毎日が、組み合わせで便利になる
http://mythings.yahoo.co.jp/
・IDCフロンティア、Yahoo! JAPANの「myThingsプラットフォーム」と連携しIoT分野へ進出
http://www.idcf.jp/pressrelease/2015/20150727001.html
IFTTTは、デバイス連携に力を入れているのは明らかだが、日本では十分に浸透し切れていない印象。そもそもIoTデバイスの総量も北米などの方が圧倒的に多く、活用方法も先を行っているという環境があるから認められているからと考えるのが妥当だろう。ヤフーのmyThingsに期待することは、やはり文化的活性化だろうか。myThingsアプリのユーザーが増加するのが第一で、(かつてのWeb2.0の時のように)活用アイディアが市場が沸きあがってくるような構図。もちろんSoftbankヤフーのIoTビジョンにつながっているとは思うのだけど、いまいち見えてません。