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コルクスピーカー、ポータブル体脂肪計、無線真空管スピーカーなどなど、たった一年で矢継ぎ早にクラウドファンディングプロジェクトを成功させ、回を増す毎に達成率を成長させ続けているアウトフィットジャパン社が2018年2月27日、新たなクラウドファンディングプロジェクトとして「1回充電で2週間使える、衣類専用プラズマイオン発生器「プラズマクリーニング」」をスタートしました。
24時間が経過した時点で、200人以上から、目標の50万円を大きく超える165万円超の資金獲得に成功。1日で1000万円を超えるプロジェクトがある中では、まだ規模が小さいかもしれませんが、過去いずれも日本で生まれるデバイスとはひと味違ったプロダクトを出し続ける彼らの狙いに迫りました。
韓国で起こっているスタートアップ支援の波
アウトフィットジャパンはもともと日本酒などを輸出する貿易事業をメインとする会社。そこで新たな事業の柱として、長らく韓国で事業を展開してきた上水流譲氏(アウトフィットジャパン国際営業部 営業部長)が日本に戻り輸入事業をスタートしたという。
ターゲットは、韓国国内で増え続けている技術的優位性を持ったハードウェア系スタートアップのユニークなプロダクト。
「韓国国内では、自ら事業を立ち上げて雇用を生み出そうという流れが起きています。さまざまな場所でさまざまなプロダクトを生み出す中小企業がおり、いずれも個性的で技術力を持っている状態です。なぜかというと、韓国の経済成長を支えたサムスンのような大企業の役員が、社員に対して「新しいチャレンジは若い時しかできない、と資金提供を含め支援しているのです」(上水流氏)。
多数のハードウェア系スタートアップが活躍
今回、クラウドファンディングで開始したプロジェクト「プラズマクリーニング」も、サムスン出身のチームが2011年に創業したIMHEALTHCARE社によるプロダクト。
「現在、韓国国内では日本の大手企業等がこうした実力のあるスタートアップ企業に注目しアプローチを活発化しています。私どものように小さくスタートしたところの入り込む隙間もないほどですが、それでも互いの理念に共感 しあえる骨太のスタートアップと連携し、日本での需要創出を狙っている状況です」(上水流氏)。
今回のプロジェクト「プラズマクリーニング」は、ハードウェアの使い勝手の完成度はもちろん、その機能面でも韓国社自ら日本を含めた韓国・米国の試験機関で性能テストをおこない、有害細菌の汚染・喫煙による有害物質・出勤時に流した汗による汚染・焼肉を食べた後の匂いなどを除去する性能を実証する力の入れよう。
プラズマイオン発生装置は日本でも人気ですが、7000円を切る価格でかつポータブルという同種の企画は聞いたことがありません。そうした発想力も韓国スタートアップならではなのかもしれません。
【関連URL】
・[クラウドファンディング] 1回充電で2週間使える、衣類専用プラズマイオン発生器「プラズマクリーニング」 | makuake
蛇足:僕はこう思ったッス