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カヤックが国内唯一のeSports専門会社を子会社化

「eSports」それはオンラインゲームで対戦するスポーツ競技です。日本ではまだまだ認知がありませんが、世界には5500万人以上の競技人口があると言われており、年間の賞金総額が1億円を超える人もでているとのことです。日本には唯一のeSports専門会社ウェルブレイド社があり、試合の企画から運営、審判などを手がけています(以下はウェルブレイド社が運営するeSportsを収録した映像)。

そんなウェルプレイドとカヤックが2017年6月9日、eSports市場における製品開発・運営に関する業務・資本提携について合意したと発表しました。カヤックはウェルプレイドの株式の60%を取得し特定子会社となります。

カヤックは、スマートフォンゲームコミュニティサービス「Lobi」を2013年5月から展開(グループチャット「ナカマップ」から改名)しており、オンライントーナメントの開催や動画記録の技術などのノウハウを蓄積してきました。また、ゲームのキャンペーンサービス「ゲー宣部」でマーケティングも行っています。

ウェルプレイドとカヤックは、両者がもつノウハウと資産、既存サービスを活用し、eSport市場においてリーグコンテンツの開発・運営、およびeSportsメディアの開発・運営を展開する考えです。

 

オリンピック競技として注目されるeSports

「あくまでゲームはゲーム」と、日本ではそういう印象を持つ人が依然多い状況ですが、アジアオリンピック評議会は、中国のアリババグループが設立したスポーツ団体「Alisports」と協力して2018年と2022年に開催されるアジア競技大会の種目に「eSports」を採用すると発表しています。

日本でも一般社団法人「日本プロeスポーツ連盟」が立ち上がっており、国際eスポーツ連盟に加入するほか、日本で行われるeスポーツ競技会に参加する韓国の選手にアスリートビザを発行するなどの活動を行っています。

【関連URL】
・eSportsの企画、開発、運営を行う 「ウェルプレイド」と業務・資本提携合意のお知らせ
https://www.kayac.com/news/2017/06/wellplayed
・ウェルプレイド株式会社
http://wellplayed.jp/

蛇足:僕はこう思ったッス
 先日神戸で開催された招待制イベント「IVS」のセッションで、じげん社の代表取締役社長 平尾丈 氏が対戦ゲームで日本のトップに立っていたというエピソードを明かにしましたが、実にシビアで鍛錬が必要な世界だということを改めて感じました。僕自身もかつて対戦ゲームに夜な夜な挑戦していたことがありますが、本音をいいますと「明らかにスポーツだ」と思ってます。
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