ウェブブラウザを使用する以上、私たちはその行動を追跡されているのが現実だ。例えばGoogleは、一つのアカウントにログインするだけで、多様なサービスを利用できるのだが、その行動はこのように(「My Activity」)追跡されている。時には広告ネットワークが、私たちの行動に即した、魅力的な商品を表示してくれることもあるが、その裏には行動追跡が行われているという現実がある。
おそらくインターネットユーザーで追跡を100%回避しているという人は、少なくとも日本にはほとんどいないだろう。メリットがないわけではないし、どこまで回避すべきかという議論も尽きない。いずれにせよ、私たち利用者は気がつかないうちに追跡されているということだ。
しかしながら、本日公開された「Firefox Focus」(iOS版・無料)のようなブラウザであれば、どんな追跡がされているか把握できるし、少なくとも利用する側にコントロールが渡るようになる。
「Firefox Focus」では、基本的に、アナリティクスやSNS、広告サービスなどの行動追跡がブロックされる。何らかのセッション(例えばECにログインして商品を購入するなどの一定期間)が必要なら、その手続きが終わってから行動に関係する情報を任意で削除することができるようになっている。
【関連URL】
・Firefox Focus: The privacy browser By Mozilla
https://itunes.apple.com/app/id1055677337?mt=8
・Introducing Firefox Focus – a free, fast and easy to use private browser for iOS
https://blog.mozilla.org/blog/2016/11/17/introducing-firefox-focus-a-free-fast-and-easy-to-use-private-browser-for-ios/