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知識共有サイトの大手である米Quora社は本日2017年11月14日、「Quora(クォーラ)日本語」正式版の提供を開始しました。
Quora(クオーラ)とは
「Quora(クオーラ)」は、不特定多数の人にさまざまな質問を投げかけることで、その回答を得られるというもの。日本でいる「はてな」や「Yahoo!知恵袋」のような構造です。
「Quora(クオーラ)」の最大の特徴は、その筋のトップ層や世界の著名人から回答を得られるという点です。月間ユニークビジター数は2億人以上。日本の質問サイトのように玉石混淆で、何が本当か投票で決めるというよりは、ズバリその質問の当事者が回答してくるケースが多く、まさに知識の総本山といっても過言ではありません。
そんな「Quora(クオーラ)」ですが、サービスインは2010年。英語版からスタートし、現在までにスペイン語、フランス語、イタリア語、ドイツ語など展開。今回初めて欧米以外での対応となるとのことです。
日本語β版は2017年9月にオープンしていますが、利用は一部のユーザーに限定されいました。
【関連URL】
・Quora 日本語版
蛇足:僕はこう思ったッス
Quoraの登場以降、日本の多くのスタートアップがそれを模倣し踏襲するサービスに挑んだ。例えば、Qixil(キクシル)(参考「スタートアップのためのQ&Aサービス「Qixil(キクシル)」、Pitapat (旧Facematch) がスマホ専用の新サービス投入【増田 @maskin】」)は、サイバーエージェント新卒入社チームによるプロジェクトで狙いや構造は非常によかったのだがワークしなかった(ご存じかもしれないが、このチームは現在サイバーエージェントで急成長マッチンググループを率いている)。はてなや知恵袋はそれなりに知識を貯めていると思うが、Quoraのような本人が登場して具体的回答を投げ返すまでには至っていない。この差を「匿名文化だから」と結論づけるのは拙速だ。なぜQuoraは日本に参入するのか、どう成長していこうとしているのか注目したい。