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2019年10月にモバイル通信キャリア(移動体通信事業者=MNO)としてサービスを開始すると発表していた楽天モバイルは本日(2019年9月6日)、その詳細を明らかにしました。
目玉となっていた5Gを見越した通信ネットワークをスタートできるのは東京23区と大阪市と名古屋市、神戸市(次期開始)のみ。通話・データ通信共に無料とはいえ、新規またはMNPのみ5000名まで受け付ける実験の粋を出ていません。
最小規模の実験、しかしインフラ開発は充実
楽天モバイルは、MVNO(仮想移動体通信事業者)として2014年10月からサービスを開始。DMM mobileの買収などを経て、現在は国内MVNOにおいて契約数のシェアで一位となっています。2018年4月には携帯電話事業に必要な1.7GHz帯周波数の割当を受け、5G時代に対応したインフラ造りに注力してきました。
新しく構築したフルクラウドの仮想無線アクセス網および仮想ネットワークは高速・低遅延。1年で構築した仮想ネットワーク用データセンターは200超で、大規模のセントラルデータセンターの運営も開始しているとのことです。
しかしながら、実際のアンテナ新設は計画通り進んでおらず、東京23区・大阪市・名古屋市・神戸市以外のエリアはKDDIのネットワークを借りる形で全国をカバーする結果になっています。
2019年10月1日からは月額0円の「無料サポータープログラム」として受付開始。このプログラムは2020年3月31日まで提供されるとのことです。今後の正式募集については明言は避けられており、今後の動向が注目されます。
【関連URL】
・[公式] 楽天モバイル