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楽天でんわ、番号そのままで通話料を半額するアプリ 【@maskin】


[読了時間: 2分]

 楽天グループのフュージョン・コミュニケーションズは2013年12月5日、携帯電話の番号を変更せずに簡単に通話料を半額にすることができるアプリ「楽天でんわ」をリリースした。

 初期費用や固定費はかからず、最低利用期間も設けられておらず、アプリもiPhone版とAndroid版がそれぞれ無料で提供されている。







 「楽天でんわ」は、フュージョン・コミュニケーションズが提供する格安通話サービスをベースに、より円滑に利用できるスマホアプリと連携したサービス。

 通話サービスは、一般的な携帯キャリアの通話料の約半額の30秒10.5円で、フュージョン・コミュニケーションズ社で事前申し込みをする必要がある。

 発信時、電話番号の頭に 0037-68を付与すると利用できるもので、「楽天でんわ」アプリは、電話帖からかけたい相手を選択するだけで自動でこの番号を付与する機能を提供する。

 最大の特徴は、発信者番号が、変更されない点。使用している携帯電話番号そのままが、相手側に表示される点。

 あくまで発信に特化したツールで、スマホ本体の着信には対応していないが、会社や自宅、取引先など、いつもかける相手を登録すればかなりの節約効果になりそうだ。楽天利用者にはスーパーポイントが貯まるというメリットもある。

 注意点は、既に無料通話の対象になっていると、逆にこれを使用することで有料になってしまう点。しかし、楽天でんわアプリは、そういった問題がないような機能も用意している。なお、IP電話や固定電話では使用できない。


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【関連URL】
・楽天でんわ: 電話アプリ
http://denwa.rakuten.co.jp/


蛇足:僕はこう思ったッス
UIというかサービス利用の入口をアプリにするだけで、既存のサービスがより魅力的になるという好例。スマホの電話機能をすべてジャックするというわけにはいかないようだが、特定の相手に、一定量電話をかけることがある人なら利用してみて損は無いのではないだろうか。
著者プロフィール:TechWave 編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング → 海外技術&製品の発掘 & ローカライズ → 週刊アスキーなどほとんど全てのIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ブログCMSやSNSのサービス立ち上げに関与。坂本龍一氏などが参加するグループブログ立ち上げなどを主導した。ネットエイジ等のベンチャーや大企業内のスタートアップなど多数のプロジェクトに関与。生んでは伝えるというスタイルで、イノベーターを現場目線で支援するコンセプト「BreakThroughTogether」でTechWaveをリボーン中 (詳しいプロフィールはこちら)

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