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国内ゲーム会社タイトルの二次創作作品をHTML5で提供、楽天ゲームスがサービス開始

動画再生はもちろん、かつてのFLASHの独壇場だった領域にも着実にHTML5およびその周辺の技術が浸透しています。あまりにも進化およびイノベーションが起こりすぎて混沌とした状況であるものの、ウェブやアプリのみならず、IoTなどの領域にもWeb派生の技術は急速に浸透している状況にあるといってもいいでしょう。ただ、依然としてすべてを置き換えるには決定打が足りていない状況です。

そんな中、シリコンバレーBlackstorm Labs Inc.と楽天グループが共同で設立した「楽天ゲームス」は2017年4月4日、HTML5をベースにしたソーシャルゲームのプラットフォーム「R Games(ラクテン ゲームズ)」の提供を開始しました。コンテンツは、日本国内の名だたるゲームメーカーのIP(知的財産)を利用したもので固められています。

パックマン・スペースインベーダーの二次創作

「R Games」に提供されるHTML5ベースのゲームの特徴はインストール不要であるということ。PCやスマホ、タブレットなどで気軽にプレイできます。基本は無料で、追加アイテムなどを利用する場合などに課金が発生するモデルです。

バンダイナムコエンターテインメントがバンダイ・ナムコ統合10周年記念としてクリエイターに同社が指定するタイトルを使った二次創作を可能にする「カタログIPオープン化プロジェクト」を活用し、「パックマン」の横スクロール・ランニングゲーム『パックラン』や、タイトーが1978年に発売し、世界的なブームを巻き起こした「スペースインベーダー」をモチーフとした『インベーダーブラスト』などのラインナップを揃えているとのことです。

プレイ動画の共有が可能

「R Games」では、ユーザーとスコアを競い合あったり、プレイ動画を共有できるソーシャルゲームの要素が用意されています。また、プラットフォーム側から用意された課題をクリアするとR Game内の仮想通貨「メダル」がもらえる仕組みになっています。メダルは「楽天スーパーポイント」と交換して手に入れることもできるとのことです。

【関連URL】
・「R Games」公式サイト
https://rgames.jp/
・楽天ゲームズ
http://corp.rakuten-games.com/

蛇足:僕はこう思ったッス
もはやFLASHの独壇場だった領域はHTML5に置き換えられてもおかしくない条件が整ったといっていい状態。 米アップルもHTML5技術でより高度な3D描画を実現する技術開発に注力するなど、リーダー企業の動きも活発になっている。爆発的普及のスイッチが押されるのはいつか?おそらくこの1年以内に契機が訪れるのではないかと思うのだけどどうだろう。
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