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レアジョブ発、しゃべらなくていい英会話アプリ「Chatty」【@suni】

スタンプ英会話 Chatty

スタンプ英会話 Chatty

[読了時間: 3分]

日本国内で最大規模のオンライン英会話事業を展開しているレアジョブが、スタンプで気軽に英語のやりとりができるアプリ「Chatty(チャッティー)」をリリースしたので、話を聞きにフィリピンはケソン市にあるオフィスに行ってきた。
 
Chattyは、2014年6月30日現在iPhoneアプリのみ提供中。料金は無料で、最初はお試しで誰でも10分間チャットできる上、会員登録すれば毎日無料で10分間、チャットを楽しむことができる。
チャット相手は、レアジョブの講師。フィリピンのトップクラスの大学に通う現役大学生やそのOB・OGが多く、しかも「厳格な採用基準」をくぐり抜けた優秀な人ばかり。アプリ上に表示される先生一覧から、ランダムで相手が選ばれる仕組みだ。
恐らく「英語を勉強したいけど、オンライン英会話はハードル高いんだよな…」という方にうってつけだろう。何よりも「しゃべらなくていい」というだけでもハードルが下がるし、アプリに様々な種類のスタンプや定型文が用意されていて、英語のフレーズやスペルに自信がなくても簡単にやりとりができる。

 
 
 
もちろん、自分で英語を入力することも可能。
(と見せかけて、この文章は定型文から使っている)

 
 
 
ただし、うっかり間違えてトンチンカンな内容をタップすることもあるので気をつけよう。
筆者はうっかり「You look good」というフレーズをタップしてしまい、「まるで口説いているように思われたらどうしよう」と焦ったが、予想外に「Thanks!」というスタンプが送られてきた。
フィリピン人の陽気な性格に救われた気がする。

 
 
 
講師たちはパソコンで対応しているので、文字・スタンプ入力はとても早い。
「スペルなんだっけ…」と考えているうちに講師からスタンプやメッセージが来て、悔しい思いをすることもしばしば。
 
ちなみに、プロフィール編集欄でニックネームを設定できる。
デフォルトは「reajob chat guest」だが、チャットに慣れてきたらならニックネームを設定するといいかもしれない。講師に名前を覚えてもらえれば、毎回「はじめまして」を言わなくて済むだろうし、何度かやりとりすれば会話の幅も広がるだろう。
 
 
 
レアジョブの小松氏(写真右)と、講師のEllaさん(写真左)にお話を伺った。

 
 
 
Chattyのマネジメントのため日本とフィリピンを往復する小松氏は、
「英語のコミュニケーションを、緊張せずに楽しんでもらうためにChattyを開発しました。英会話恐怖症の方が感じていた英会話のハードルを圧倒的に下げることに挑戦しています。Chattyを通して、”英語が通じる!”という成功体験を多くのお客様に感じていただきたいですね。入力した英語を添削するタイプのアプリはいくつかありますが、コミュニケーション重視のアプリならChattyが間違いなくNo.1です。」と胸を張る。
 
Ellaさんは、レアジョブオフィスの近くにある大学に通う現役女子大生。
日中は大学に通い、レアジョブでは夕方からアルバイトをしているそうだ。
Chattyでのやりとりについて聞いてみたところ、「スタンプを使う人の割合が高いけど、英語が上手な人もたくさんいますよ」とのこと。

Ellaさんから日本の皆さんへコメントをいただいた。
“Hi, Chatty is user friendly service. I hope it can help you and I meet more Japanese people.”

笑顔が眩しいEllaさん。もちろんアプリの講師一覧にも掲載されている。

 
 
 
最後、小松氏に「10分じゃ物足りないです」と伝えたところ、「将来、一部の機能を有料提供することも検討中です」とだけ答えてくれた。プレスリリースによると「本格リリースは7月初旬〜中旬」とのこと。
何を仕込んでいるのだろう。楽しみだ。

とにかく「しゃべらなくていい」のが、気軽でいい。Chattyは通勤の車内がヒマなこともあり毎日続いている。
皆さんもぜひお試しあれ。
 
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■サービス概要
名称:Chatty(チャッティー)
ダウンロードURL:https://itunes.apple.com/jp/app/id880046986
対応環境:iPhone(iOS6.0 以上)
利用料金:無料
特設サイト:http://chatty-r.com/


蛇足:私が思うに…
文章だけのやりとりなら、ランゲージ・エクスチェンジサービスを使ったことが何度かあるのですが、自分の都合のいい時にリアルタイムで会話できるとは限らないんですよね。その点Chattyは、自分の都合のいい時に、しかも「レアジョブの講師」というちゃんと素性がわかっている人とリアルタイムでやりとりできるので、かなり便利です。

ただ…

どう考えても「10分」は短い!!
恐らく「10分以上会話したいときはこちら」とか、「先生を指名したいときはこちら」というような有料化を絶対考えているはず。まぁそりゃそうですよねぇ〜。
その導線をレアジョブがどう仕掛けてくるか、楽しみにしています。

著者プロフィール:Suni

日本でメーカーのSE、ブログサービスのプロマネ、スタートアップの広報・営業、ニートを経て、2013年7月にフィリピンの日系SIに現地採用で入社。「夏休み最終日のお母さん」のような仕事をしています。

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