サムスンディスプレイがAppleからOLED(有機発光ダイオード) ６０００万個分5兆ウォン分（約4945億円）の追加オーダーを受けたと韓国ヘラルド紙が報じています（前回は2016年4月の報道で1億個）。これにAppleの次期スマートフォンとして考えられるiPhone 8の主要供給元となると見られているとのことです。
ODLEは有機化合物を用いた発光素子で、液晶（LCD）などに比べ薄型で軽量、かつ低消費電力、高速応答、高コントラストなどの特徴があります。サムスンディスプレイでは、アクティブマトリクスという駆動方式を採用したAMOLED(Active Matrix Organic Light Emitting Diode)を主力にしています。AMOLEDは、Apple Watchやサムスンギャラクシーシリーズに搭載されています。変形が用意であるため、スマホ表示面のエッジを曲げることなども可能です。
英IHS Markitの調査によると、AMOLEDの出荷量は２０１７年から２０２０年までの三年間でおよそ2.5倍となると予想されています。日本では、韓国や中国にOLED製造装置を提供するアルバックが２０１６年第２四半期（累計）（２０１６年７月から１２月）決算において関連分野の受注高が「想定の＋２０％の伸び」となり通期業績予想を上方修正しており、今後の成長が期待されます。
【関連URL】
・Samsung Display rises as major supplier for Apple
http://www.koreaherald.com/view.php?ud=20170213000885
