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(追記あり)いよいよ都内で相乗りタクシーが始まる、日本交通らが実験開始

日本交通は2018年1月19日、国土交通省が実施する「相乗りタクシー実証実験」に参加し相乗りサービスを期間限定することを明らかにしました。

行き先が同じ利用者同士が、一つのタクシーに同乗する仕組みです。何年も前から望まれていたのに実現しなかった(参考「もうスグ忘年会シーズン。タクシーの相乗り相手を探せる「タクトモ.COM」の岩崎かおるさんにインタビュー」)、いよいよ国のお墨付きで相乗りサービスを利用できるようになります。

長距離利用時に相乗り

この実証実験では、専用のiOSアプリを使い、東京の一部地域のタクシー300台を相乗りタクシーとして利用するものです。同じ目的地に向かう間、ユーザーは1台の相乗りタクシーを乗り降りできる仕組み。料金は走行距離に応じたものになります。

実証実験参加概要

・実証実験期間…2018年1月22日(月) 9:00 ~ 2018年3月11日(日) 23:59
・配車エリア…東京都特別区、武蔵野市、三鷹市
・実証実験参加台数…日本交通グループ300台
・相乗り専用アプリ「相乗りタクシー(iOSのみ)」を使用。
・専用の配車アプリを使用し、アプリ上で乗降車地を設定、同方向に向かう利用者同士をマッチングします。
・運賃は、相乗りする利用者の最初の乗車地から最後の降車地までの走行距離に応じて算定した金額を、各利用者が単独で乗車した場合の推計走行距離に応じて按分して算定します。運賃は事前確定となり、乗車前に金額が分かります。
・実証実験後は、国土交通省において、マッチングの成立状況、運賃水準の検証、利用者アンケート結果等を踏まえ、制度化に向けて検証を行います。

相乗り専用アプリ『相乗りタクシー』
https://ainori.japantaxi.jp/

■追記(2018年1月22日 10時)
iOSアプリは公開されたものの、大雪予報を受け、実験開始は24日(水)に延期されました。

【関連URL】
・相乗りタクシー実証実験へ参加について
http://www.nihon-kotsu.co.jp/news/171219.html

蛇足:僕はこう思ったッス
シェア系サービスは、既存の事業社の利益を奪ったり、消費者間のトラブル、不正利用などの懸念からどの分野でも規制が強まっている。一方で、このように時間をかけてイノベーションに賭けようとする動きも着実にでてきている。実証実験段階だが、よほどのことがない限り後戻りすることはないだろう。実質的なスタートとなるはずだ。日本におけるシェアリングエコノミーの取り組みは、グローバルではまだ発展途上かもしれないが、イノベーション全体で見ると前に進んでいるように見える。こうした取り組みは是非、東京以外でも実験などして頂きたい。 

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