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なぜ今?渋谷ビット・バレー2018、IT企業と渋谷区が改めて世界的技術的拠点を目指す

GMOインターネット、サイバーエージェント、ディー・エヌ・エー、ミクシィは2018年7月27日、渋谷をIT分野における世界的技術拠点にすることを目的とした「SHIBUYA BIT VALLEY」プロジェクトを開始することを発表しました。

かつて、1990年代末から2000年初頭にかけて渋谷に集まったIT起業家らをまとめて「ビットバレー(Bit Valley)」などと呼んだ時代がありました。

それからおよそ20年、渋谷には十分にIT企業は集積しているし、渋谷に収まりきらず六本木や五反田などにもIT拠点といわれるエリアが生まれ続けている状態。なぜ、2018年に再び「ビットバレー」なのか? 本取り組みのリリースには以下のように書かれています。

 渋谷はいま、「100年に1度」ともいわれる大規模再開発が行われ、渋谷駅の改修はもちろん、商業施設やオフィスが入る高層ビルの建設が複数進むなど、商業から産業創出までを担う東京の一大拠点へと変貌しつつあります。

確かに、サイバーエージェントもオフィス構成を変更するなど(参考「サイバーエージェントが2019年にオフィス移転 「Abema Towersアベマタワーズ)」「渋谷スクランブルスクエア」に拠点集約」)動きがある状態。

渋谷区も、エンタテイメントやクリエイティブやイノベーションなど様々な創発が行われる街を標榜しようとしており、再び渋谷を「IT分野における世界的技術拠点」としたい考えがあるようです。

「BIT VALLEY 2018」について

 プロジェクト開始となる2018年の取り組みとして、エンジニアを目指す学生および、IT業界に携わる若手エンジニアを対象にしたテックカンファレンス
「BIT VALLEY 2018」を渋谷区の後援を受け、9月10日(月)に開催いたします。
 「BIT VALLEY 2018」では “渋谷でエンジニアとして働くことは楽しい” をテーマに、最新技術や各社のAI分野における取組みの紹介、各分野のトップエンジニアによるトークセッション、渋谷に拠点を構えるスタートアップが集結したパネルトークなどを予定しています。最新の技術・多様な働きかたを知ることで、
エンジニアを目指す学生・IT業界に携わる若手エンジニアにとって、これからのキャリアイメージを描くきっかけ作りになるとともに、今後のIT産業の更なる発
展に繋がることを期待しています。なお、「BIT VALLEY 2018」は、渋谷区と日本財団が共催するSOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA 2018への参加も決定いたしました。

 今後も「SHIBUYA BIT VALLEY」プロジェクトでは、テックカンファレンスの開催を中心に、渋谷のIT企業のコミュニティ強化、交流の活性化を目指し
中長期的に継続して活動するとともに、渋谷区との連携強化を含め、協議を進めていきます。

開催概要
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■イベント名 :BIT VALLEY 2018

■日時    :2018年9月10日(月)12時50分 ~19時 (受付開始 12時)

■会場    :渋谷区文化総合センター大和田
        さくらホール コスモプラネタリウム渋谷
       (渋谷区桜丘町23-21)
■内容
・渋谷に拠点を持つスタートアップのCTO、技術者によるトークセッション
・ダイバーシティをテーマにしたトークセッション
・モンスターストライク開発者によるプレゼンテーション
・AbemaTV × SHOWROOMエンジニアのトークセッション
・IT企業内における最先端技術研究についての紹介
・渋谷にオフィス移転を予定する Google による特別枠での講演。

など、3トラック計21セッションを予定しております。
なお、基調講演では熊谷正寿、南場智子、藤田晋によるトークセッションを実施
いたします。
※各セッション内容は変更の可能性があります。予めご了承ください。

■対象者   :エンジニアを目指す学生、IT業界に携わる方

■参加費   :無料

■共催    :株式会社サイバーエージェント / 株式会社ディー・エヌ・エー
        GMOインターネット株式会社 / 株式会社ミクシィ

■後援    :渋谷区

申込フォーム

SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA

【関連URL】
・[公式] SHIBUYA BIT VALLEY 2018

蛇足:僕はこう思ったッス
ビットバレーの時代を生きてきた身として当時を振り返ると、ビットバレーの初期はドラマチックだった。ネットエイジによるメルマガがシリコンバレーの動向を伝え、現在のIT業界の主役達が集っていた時代。刺激的な集いも一杯あったように思う。しかし、テレビ局を筆頭としたマスコミが動き出す頃にはイベントのほとんどは名刺交換会で生産性のない状態になってしまった。一瞬にしてビットバレーは死んでしまった。ただ、そのムーブメントを生んだ活動家は、現在の日本のIT業界のトップで活躍し続けているのは事実。こうした人々の意欲を削ぐことのない新たなビット・バレーなら歓迎したいのだが。

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