ソフトバンクは本日（2020年3月5日）、第5世代移動通信システム（以下「5G」）の商用サービス「SoftBank 5G」を2020年3月27日に開始すると発表しました。
料金は、契約中のプランにプラス1000円が加算される仕組みですが、8月31日までに加入された場合、2年間無料になるキャンペーンを実施するとのこと。なお対象となるプランは「メリハリプラン」「ミニフィットプラン」「スマホデビュープラン」「データシェアプラン」に限定されます。
Softbank 5G 対応機種は4つ
「Softbank 5G」を使うには、5Ｇ通信が利用できる端末が必要です。サービス開始とともに提供されるのはシャープ製「AQUOS R5G」・ＺＴＥ製「ZTE Axon 10 Pro 5G」・LGエレクトロニクス製「LG V60 ThinQ 5G」・OPPO製「OPPO Reno3 5G」の4種類。
極めて限定された「Softbank 5G」対応エリア
高速・大容量、低遅延の通信が可能となる5Ｇ通信ですが、利用するにはアンテナなどの設備やソフトウェアなどを新規で導入する必要があります。
今回「Softbank 5G」は正式にリリースされるわけですが、対応エリアはごくごく一部なのに注意が必要です。例えば東京はこれくらい。ピンクが2020年4月末に使えるエリアで、黄色が2020年夏以降に提供が開始される予定のエリアです。
東京全体を表示しても、夏までに5Gに対応するのはオリンピック関連施設周辺に限定されそうです。
大阪の都心部は比較的多くのエリアが早期に5Gに対応しているようです。
福岡は中州や天神といったごく一部のエリアが早期対応。ただ、2020年夏には都心部全土に広まりそうです。
問題は「Softbank 5G」に2020年夏までに対応するエリアは大都市以外には全くといっていいほどないという点です。
今回の発表で、2020年8月31日までに申し込みすると、2年間5Gオプションの料金（1000円）がかからないとされていますが、妥当であり実験的なサービスインと言わざるをえません。
【関連URL】
・[公式] 「SoftBank 5G」の商用サービスを3月27日に開始