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床や壁がスマートフォンのタッチスクリーンになったら?
そんな誰も体験したことのないような世界を実現するプロジェクター「Xperia Touch」が2017年6月24日、ソニーから発売となります。価格は14万9880円(税別)。2017年6月9日が予約販売を開始するとのことです。
「Xperia Touch」に搭載されているAndroid OSは最新のバージョン7.0。Wi-FiやBlutoothといった無線通信に対応し、カメラもついている。バッテリーがやや小さいもののスペックをみるだけだとただのスマホです。何でプロジェクターと一体化するのだろう?と疑問を感じる人もいると思います。
あらゆる場所がタッチインターフェイスに、音声での呼びかけにも対応
ただ、ちょっとイメージしてみるとその利便性に気づくでしょう。たとえば、キッチンで料理中にテーブルでスクリーンを投影すれば、スマホを汚すことなくレシピ検索ができるようになります。
ありきたりかもしれませんが、複数対戦ができるゲームも、テーブルでプレイしたらより興奮するかもしれません。
子供たちが夢中になるお絵かきアプリも、床一杯に使えるとしたらもっと創造性を発揮できるかも。
「Xperia Touch」を単なるプロジェクター型スマホとして捉えてしまうと可能性の半分も理解できないことになるのでしょう。このデバイスは音声認識対応。「Hi Xperia(ハイ エクスペリア)」と呼びかけるとそれに呼応し、天気予報、今日の予定、ニュース、音楽の再生はもちろん、アプリケーションを起動することが可能なのです。こうなると、もう立派なスマートホームデバイスといえます。
ソニー独自の単焦点プロジェクターのパワー
「Xperia Touch」はしっかりとプロジェクターとしての役目も果たします。たとえば、ビデオカンファレンスアプリで遠くの知り合いと大画面で話すことが可能です。ただ、よく下の画面をみてください。気がつくことはないでしょうか?
そう、「Xperia Touch」が見当たりませんね。普通のプロジェクターなら壁からかなり離さないとこんなに大きくは投影できません。実際のところ「Xperia Touch」ば赤いバラの左手にあるんです。つまり、壁のすぐ脇に設置してもこれだけ大きな画面で投影できる性能をもっているのです。
ソニーはこの「超短焦点プロジェクター」を廉価版の「SONY ポータブル超短焦点プロジェクター バッテリー・スピーカー内蔵 LSPX-P1」や147インチ4K投影に対応したハイグレードモデル「LSPX-W1S」ですでに展開しています。
「Xperia Touch」はこの「超短焦点プロジェクター」の可能性を最大化し、新たなコンピューティング像を浸透させるのかもしれません。
【関連URL】
・Xperia Touch (G1109)
http://www.sony.jp/xperia-smart-products/products/G1109/