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完全無料の破壊的サービス、電子メール送金できる「Square Cash」 米で登場 アカウント開設不要で受け取りも 【@maskin】


[読了時間: 2分]

 米Squareは2013年10月15日、電子メールで送金できる新サービス「Square Cash」を開始した。

 最大の目玉は、米国内の銀行口座を持っている人なら、アカウント開設する必要なく無料で利用できる点。







 利用方法はとてもシンプル。

 サービス専用のメールアドレス「cash@square.com」をcc:に追加し、タイトルに金額(ex.$450)と入力するだけ。

 送金および受け取りに、銀行口座(デビットカード)と電子メールをリンクする手続きが必要だが、Squareのアカウント開設は不要。

 受け取ったお金は、1~2営業日で口座に直接送金される。

 Squareは、Twitter共同創業者のJack Dorsey 氏が設立したスタートアップで、スマートフォンやiPadをクレジットカード決済端末に変えるサービスを展開している。日本には2013年5月23日に参入

 電子メールでの送金サービスは、日本でも、楽天銀行がメルマネ(他行宛手数料は160円) 、PayPayもメール送金のサービスを提供している。

 同じ口座を持っているユーザー同士の送金が無料というのはこれまでもあったが、「Square Cash」は口座不要で送金も受け取りも完全無料というサービス構成となっている。





【関連URL】
・Cash – Email money to anyone | Square
https://square.com/cash
・ネット決済のフリーミアムへ、「spike(スパイク)」それは、手数料0%のオンライン決済【@maskin
http://techwave.jp/archives/spike_online_payment.html
・米Squareへの対抗色鮮明に、楽天とPayPalが手数料値下げ 【@maskin】
http://techwave.jp/archives/rakuten_and_paypalagainst_square.html
・米Squareが日本参入、手数料は3.25%【増田 @maskin】
http://techwave.jp/archives/square_japan_launch.html

蛇足:僕はこう思ったッス
決済サービスで手数料無料といえば、Metaps Pte. Ltd.が2013年6月17日発表したオンライン決済サービス「spike(スパイク)」(クローズドβ版)が頭にうかぶ。ポイントはC2C。新たなビジネス網構築の激戦はすでに始まっている。特に米国では銀行間の送金が高額なので業界を破壊する可能性もありそう。
著者プロフィール:TechWave 編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング → 海外技術&製品の発掘 & ローカライズ → 週刊アスキーなどほとんど全てのIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ブログCMSやSNSのサービス立ち上げに関与。坂本龍一氏などが参加するグループブログ立ち上げなどを主導した。ネットエイジ等のベンチャーや大企業内のスタートアップなど多数のプロジェクトに関与。生んでは伝えるというスタイルで、イノベーターを現場目線で支援するコンセプトでTechWaveをリボーン中 (詳しいプロフィールはこちら)

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