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物置シェアのモノオク、フルリニューアル後に週1.5倍成長

モノオクを使えば、このように引っ越しの荷物を一時的に預かってもらうホストを探すことができる

倉庫シェアリングサービス「モノオク」に注目が集まっています。2018年3月26日のリニューアル後のおよそ1週間で、利用ユーザーおよびホスト(物置をシェアする利用者)の数がそれぞれ、これまでの1.5倍にまで急成長したとのことです。

「モノオク」は、自宅の押し入れやオフィスの倉庫、使っていない部屋を物置&トランクルームとして貸し出す事業です。2015年12月にサービスのβ版を公開後、2017年3月にサービスイン。2017年8月には長期預け入れサービスを開始していました。

柔軟性を高め需要をキャッチ

これまで利用料は1畳あたり5000円/月が目安で、期間延長などの要望応えることができませんでした。今回のリニューアルで、貸し手(ホスト)がサイズなどにあわせて自由に設定可能(利用料金はおよそ月額7000円を目安にしているとのこと)となり、期間延長などを含め見積もりを提示することができるようになりました。

このリニューアルは、入学・転職・転勤といった引越しシーズンなどに求められる“柔軟な対応”に応える形となり「問い合わせが具体的になったりなど、ユーザーの質が格段に上がりました。また活発にユーザー間のやりとりが起きてます」(モノオク代表取締役社長 阿部祐一 氏)、サービスの真価を伝える一手となった模様です。

なお、「monooQ(モノオク)」を運営するモノオク社は2015年4月創業。今回のリニューアルにあわせて、当初の社名であるLibtown社からモノオク社に社名を変更しています。

【関連URL】
・[公式] モノオク
・[リリース] Cerevo、子会社をパナソニックへ売却

蛇足:僕はこう思ったッス
 「次の部屋が使えるようになるまで荷物を預かっておいてくれない?」例えば引っ越し。一時的に荷物を保管しなくてはならないようなシーンは発生しがち。ただ、これを他人の家に保管してもらうとなると「果たして大丈夫だろうか?」という懸念が生まれる。おそらくそれはシェアリングエコノミー系サービス全般に共通する課題であり、実際にお願いするとなればオークションやフリマ、民泊などと同じように人と人との支え合いのインフラとして受けられていくのだろう。人の善意がなければ成立しない、決して悪いことではないと思う。

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