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トヨタ、Uberと自動運転技術の共同開発へ 5億ドル出資

複数の米報道によると、トヨタ自動車はライドシェア事業者である米Uberに対し5億ドルを出資し、運転支援技術の共同開発に乗り出す様相です。


トヨタはこの数年、自動運転技術などへの投資を積極的に行っており、16年、2016年には米国に自動運転の基礎技術を研究する開発子会社「トヨタ・リサーチ・インスティテュート(TRI)」を設立。さらに、2019年にはデンソー、アイシン精機と共同で電子制御ユニットを開発する新会社「トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント」を設立する計画。

トヨタとUberについては、2016年にライドシェアの協業について発表を行っており(参考「トヨタ自動車、Uber社とライドシェア領域での協業を検討開始」)、「未来創生ファンド」を通じて戦略的出資を行っていました。

メーカーと自動運転技術の連携は、米GMとLyftなど多様なパートナーシップが動きを活発化しています。特にトヨタは、多様な事業者とのパートナーシップを拡大しており、その動向が注目されます。

【関連URL】
・[報道記事] Toyota Investing $500 Million in Uber in Driverless-Car Pact

蛇足:僕はこう思ったッス
4〜5年前まではEU圏を中心とした連合によるコネクテッドカーの波が目についたが、かたや自動運転となると一気にITが強い国と地域に風向きが変わる。日本の場合はITは極端に弱く、こうした国粋きを超越した連合によるパートナーシップが不可欠。弱点克服に見えるが、ハードウェアとソフトウェアの連携はそれぞれの強みを理解する技術者が重要なポジションになるため、逆に強みになる可能性もある。

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