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ゲームの問題をブロックチェーン技術で解決できるか? Unityがアイデアソンを7/28に開催

ゲームなどの統合開発環境を提供するユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは2018年7月20日、gumi社およびカナダのKin Foundationと協同でブロックチェーン技術で解決するアイデアソンを開催することを発表しました。開催は東京都内のgumi社オフィスで、2018年7月28日(土)の9時から21時まで。

このイベントでは、仮想通貨の信用を担保する技術として知られているブロックチェーンにフォーカスし、その技術をゲーム内のアイテムやゲーム内通貨の置き換え以外の活用について「これまで根本解決ができずにいたゲームの問題をあぶり出し、既存のゲーム技術とは異なるアプローチとしてのブロックチェーン技術で解決できるのかを見つけ出す」というアイデアソンになっているとのことです。

開催概要
・主催  : ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社
・共催  : 株式会社gumi、Kin Foundation
・開催日時: 2018年7月28日(土)9時開場 〜 21時閉会
・開催場所: 株式会社gumi
・住所  : 東京都新宿区西新宿4-34-7 住友不動産西新宿ビル5号館 4階
・参加費 : 無料
・募集人数: 60名(先着順)
・イベントハッシュタグ: #GWBC2018
参加者募集ページ

●アイデアソンルール
・テーマに沿っていること
・未発表であること
・現時点で実現可能であること
・現時点の技術で実現が不確実な仮定を前提にしない
・ブロックチェーンの基盤技術の拡張を前提にしない
・ERC20 トークンとして Ethereum ブロックチェーンに連ねることを前提とする
・ブロック内に書き込むデータは取引記録に限らない
・『パブリックブロックチェーン』と『プライベートブロックチェーン』のいずれか、あるいは双方の組み合わせを選択すること
・アイデアソン終了時までにクリエイティブ・コモンズに則って一般公開すること
・CC0、CC BY、CC BY-SAのいずれかで公開すること
・CC BY-NC、CC BY-ND、CC BY-NC-NDでの公開は禁止
・クリエイティブ・コモンズライセンスについては下記URLをご参照ください
https://creativecommons.org/licenses/?lang=ja
・アイデアプレゼンテーションの際に、PowerPoint/Keynoteなどのプレゼンソフトを用いてアイデアを発表すること

●当アイデアソンでスコープ外とする事項
・アイデアとしては斬新でもゲームの問題を解決しないアイデア
・ブロックチェーン技術自体を拡張するアイデア
・暗号通貨や暗号通貨技術に関するアイデア
・ブロックチェーンのインフラに関するアイデア
・暗号通貨を現金に交換するアイデア
・コンセンサスアルゴリズムに関するアイデア
・Proof of Workの方法や時間に関するアイデア

●成果物に求める事項
・解決したいゲームの具体的な問題や事例
・その問題をブロックチェーン技術でどのように解決するのか
・ブロック内に書き込む具体的なデータの内容
・具体的な方策や解決方法の理論
・Before / Afterの図解

●賞
・最優秀賞: 1作品
*審査員による審査の結果、最も優秀と認められた作品をひとつ選出します
・優秀賞 : 1作品
*審査員による審査の結果、優秀と認められた作品をひとつ選出します
・審査員賞
*いずれの賞も審査員による審査の結果、該当作品が無い場合もあります

●審査基準
・CC0、CC BY、CC BY-SAのいずれかで公開されているか
・解決したいとして掲げたゲームの問題は重要な課題か
・実現可能性(現時点で実現可能 or 実証実験可能か)
・革新性と独自性
・ブロック内に書き込むデータが明確かつ現実的か
・既存のゲーム技術との互換性

●審査員
・國光 宏尚 氏 株式会社gumi 代表取締役社長
・?瀨 洋平 ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社 プロダクト・エヴァンジェリスト
・Kin Foundation(審査員調整中)

●アイデアソンのタイムテーブル
09:00 受付・入場開始
09:30 開会挨拶、ルール説明
09:45 インプットセッション
10:30 アイスブレイク、チーム編成
11:30 アイデアソン開始
17:00 アイデアソン終了 / アイデアプレゼンテーション開始
 (1チームにつきプレゼン 5分+講評 5分、入れ替え 2分)
19:00 懇親会開始 / 審査員による審査会議開始
20:00 懇親会終了 / 審査結果発表 / 表彰式
21:00 記念撮影・終了

【関連URL】
・[イベント] Unity、ゲームの問題をブロックチェーン技術で解決するアイデアソンを開催

蛇足:僕はこう思ったッス
CRYPTONOMICS TOKYOをやり抜いてみてわかったことは、思っていた以上に仮想通貨以上の活用を見いだせておらず、ブロックチェーンと聞いて投機の話だと思うこむ層が日本ではとても厚いという点。しかし、逆にここまで手つかずであるということと、まだ白黒ハッキリしていないことを考えると未知の創出可能性がブロックチェーンには残っているということを実験している。このタイミングでのアイディアソンは興味深い。

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