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2分でわかるGoogle発表内容(2018年10月) AI化が進むFelica対応「Pixel 3」・2in1「Pixel Slate」・「Google Home Hub」

米Googleは現地時間の2018年10月9日、同社のハードウェア製品の発表会「Made by Google」を開催し 「Pixel 3」「Pixel Slate」「Google Home Hub」を発表しました。

Pixel 3

注目を集めるGoogle新スマートフォンは、5.5インチの「Pixel 3」と6.3インチの「Pixel 3XL」です(4GB RAM・Snapdragon 845)。AIによる強化によるカメラでの撮影や電話応答などのアシスト機能が充実しています。もちろんGoogleアシスタントにも対応。報道によるとおサイフケータイで使われるFelicaチップが搭載れているようです。

特徴としてはカメラまわりが充実。ハードウェア面もソフトウェア面もベストショットを落とさない仕組みが満載。ズームからセルフィーまで数え切れないほどの機能が追加されています。Google Photoとの深い連携やGoogle Lensによる写真からの検索といった機能も充実。デモではiPhone XSよりも優れたカメラ&ディスプレイという点をアピールしていました。

日本では2018年11月1日に発売。価格は5.5インチの「Pixel 3」が9万5000円(799ドル)から、6.3インチ「Pixel 3XL」が11万9000円(899ドル)から。無線充電スタンド「Pixel Stand」が9504円であわせて発売されます。

Pixel Slate

手軽に使えるウェブOS「Chrome OS」ベースの進化形である「Pixel Slate」は、手軽さはそのまま音声アシスタントのGoogleアシスタントとアプリマーケットGoogle Playの動作環境を加えた新しいデバイスととして登場しました。PCとは異なりますがLinuxを起動させることもできる充実したワークスペースといえそうです。

湾曲した2.5ガラスのタッチトップインターフェイスを備えたディスプレイは1インチあたり293ピクセルという高解像度。前面背面に8メガピクセルのカメラも搭載。本体の厚さはわずか7mmで、重量も約725gとかなり軽量です。バッテリーは最大12時間という長寿命。

デュアルフロントスピーカースピーカーが搭載され、動画や音楽を楽しむのにも十分な性能です。指紋センサーやフルサイズのバックライトキーボード、デジタルペンにも対応しています。発売は米国と英国のみで出荷は2018年内を予定。価格は本体が599米ドル、キーボードは299ドル、スタイラスは99ドルと米MicrosoftのSurfaceシリーズと肩を並べます。

Google Home Hub

Googleのホームネットワーク製品シリーズに追加された「Googleホームハブ」は、AI音声ナビGoogleアシスタントを中心に据えた7インチのスマートスクリーンです。Google検索はもちろん、YouTube、Googleフォト、カレンダー、地図を声で利用可能です。もちろん1万種類あるスマートホームデバイスの制御も可能です。

色はチョーク、チャコール、アクア、サンドの4色。Ambient EQ光センサーが搭載されており、周辺の明るさにあわせて画面を自動で調整してくれます。キッチンで調理しながら、動画や音楽を楽しむことももちろん可能です。

取り扱い地域はアメリカとイギリス、オーストラリア。発売は2018年10月22日で価格は価格149米ドルとのことです。

【関連URL】
・[リリース] Google hardware. Designed to work better together.

蛇足:僕はこう思ったッス
どのメーカーも似たり寄ったりのせめぎ合い。iPhone XSと対抗したり、Surfaceと対抗したり、Amazon.comと対抗したり。では、Googleの強みは?というと、結局Googleアシスタントと他のクラウド系サービスラインナップとの連携に着地する。そうなると評価は簡単だ。そこだけを見ればいい。

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