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▼はてなのこれからの進路
株式会社はてなの3回目のポッドキャスティングは、同社の今後の進路について近藤社長に聞いてみた。また近藤社長は「日本のグーグルになる」という発言を過去にしているのだが、その真意を聞いてみた。グーグルのようにIT業界から産業界全体をコントロールするような野望を持っているのだろうかと思っていたのだが、そういった意味でないようだ。グーグルのように技術者にとってやりがいのある職場環境を今後も維持していきたい、ということらしい。
そして日記というものから社会、世界につながる仕組みを作る、というのが今後も同社の方針だという。
「近藤社長インタビュー 第3回音声ファイル」
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湯川的いい加減用語解説
【ソーシャル・ブックマーク】一人ひとりのユーザーが情報に対しその情報を描写する簡単な「タグ(キーワード)」をつけるという作業をしていき、そういった情報が無数に集まれば、情報の分類が非常に効率的にできるようになる。グーグルのように機械で情報を分類するのもいいけれど、人々の集合知で情報を分類するというのも、インターネットっぽくていいと思う。詳しくは、e-words、ITmediaの記事でどうぞ。
【EPIC2014】ネットやメディアの近未来予測に関するショートムービー。米国のメディア界に衝撃を与えたといわれる。グーグルが巨大コンピューターに人々の情報をほとんど全部蓄積し、情報化社会を牛耳るというような内容になっている。詳しくは、僕の裏ブログの記事でどうぞ。
【梅田望夫さん】IT業界のオピニオンリーダー。シリコンバレー在住のコンサルタント。梅田さんのブログ。
【近藤語録】
- 「人は、より広いコミュニティーへの所属を通じて人は成長する。家庭から始まり、小学校、中学校、高校と、どんどん所属するコミュニティーが拡大していく。たまたま社会制度がそうなっているということではなく、人の成長はそういうもんだと思う」
- 「(はてな)ダイアリーという非常に個人的なものに、(はてな)キーワードというもので『はてな』の中の人たちとつながる仕組みをつけた。さらに(はてな)キーワードはインターネットの中でいろいろな人が見てくれる。非常にパーナルなものを世界につなげていくというパスを通してきたつもり。(世界につながっていくということは)その人が成長しても使う価値のあるものだし、その人の行動の可能性を広げるものになる。(これからもはてなはそういう姿勢を)崩さないと思う」
- 「技術志向でありたい。技術を磨いていいものを作ってたくさんの人に提供する。それは、物を作る人にとって一番やりたいことだと思うけど、(グーグルが)それをじゃんじゃんやっている。(ところが)日本にはそれがないと、悔しいけど言われちゃう。だからそれをやりたい」
- 「人と人との信頼関係を形成するのは情報量。包み隠さず情報を出してきたのでユーザーから信頼してもらえた。このサービスは、はてな(という会社)のものではなく自分たちのものだと思ってもらえた」
- 「(はてなの)変さを増幅させながら、自分たちだけができるというものをどう作っていくか(が重要)」