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前向きなブログを書いている人はみんな気づいていることで、ブログを書いていない人に話してもなかなか理解されない真実がある。それは「継続は力であり、継続しているといいことがたくさん起きる」ということだ。
いいことの幾つかの具体例を挙げると、「会いたい人に会えるようになる」というのがあるけれど、出版社から本のオファーがくるというのもある。
今、Life is beautifulの中島聡さんの「おもてなしの経営学
ブログを書いてある程度の数の読者をつかんでいる人は出版社にとってリスクが少ないので、ブログは新しい書き手発掘の有効な手段になっている、というような話なんだけど、「まさにその通り!」と思う。僕も若い人から「どうすれば本を出せるようになりますか?」と聞かれることがあったりするんだけど、その場合は迷わず「ブログを書きなさい」と勧めている。
でも中には「そんなこと言ったって、湯川さんはたまたまブログブームの初期にブログを書き始めたから読者がついたんだしょうけど、今からブログをやっても読者なんてつきませんよ」と返してくる人がいる。
でもブログを半年以上継続して読者がつかないというのは、①取り扱っているテーマに興味を持っている人が少ない、つまりそうしたテーマに情報ニーズがない。②そこでしか取れない情報ではない、つまりその程度の情報はほかでも手にはいる③一人よがりの文章になっていて何がいいたいのか分からない④ネガティブな感情が継続の原動力になっていて、多くの人の共感を得られない、などの問題があるのだと思う。
そうした問題があっても、ブログとしてはぜんぜん問題ないし、ブログは継続すべきだと思うのだけど、本を出したいのであればこうした問題は致命傷。こうした問題をまず克服することが重要だろう。反対にこうした問題をクリアできる書き手は、必ず読者を得られるし、いずれは出版の話がくるのではなかろうか。
それにしても「おもてなしの経営学
実は、この手の本はあまり読まないことにしている。仮にもこの分野の情報を専門にしている自分が、「へえー」と感心しているのはあまりにもカッコ悪いような気がするから・・・。でもちょっと悔しいけれど、やはり現場を経験している人の話は説得力があって非常におもしろい。
プロの書き手ではない人たちが、どんどん本を書き始めてプロを凌駕していくー。ネットが普及し始めた当初から予測されていたことだが、その予測通りに実際になってきているのだなと実感。社会にとっては非常にすばらしいことであるし、喜ばしいことである。でもその半面、プロの書き手を集めた会社に勤める自分にとっては辛いことだなあ、というのが偽らざる本心である。