単純な「動画」+「広告」に未来はないとしても、表現力ということでは動画ってやっぱすごいから、動画周辺の技術が進歩すれば、動画が広告の重要なプラットフォームのは間違いない。
例えば、このリンク先にあるReebokの動画。動画の中で出てくる製品と連動されて動画の右側のショッピングカートの中身が増えていくようになっている。この動画はブログへの埋め込みも可能なんだけど、このブログに貼り付けると右側のショッピングカートが表示されないので、あえてリンクだけにしました。
Brightcoveの須賀正明さんによると、時間軸に合わせて周辺のページの情報を変更したり、動画の中にリンクを埋め込むことも可能なんだそうだ。マウスオーバーすれば特定の情報を表示させてりもできるのだという。
日本でも動画を使ったアフィリエイトの試みが始まっている。
楽天とか。
こうした動画をSaaSとしてサポートするのが、Brightcoveの新しいビジネスモデル。日本ではまだ始まって1年半ほどだが、世界的には利用が広まり始めたようだ。
Reebokのようにショッピングカートまでついた動画をブログに貼り付けることができるようになれば、かなりアフィリエイトの効果が上がるんじゃなかろうか。
また動画の中の製品を自動で認識し、タグづけし、関連する広告を自動で表示できるようになれば、すごいことになるんだろうなあ。
テレビメディアの未来を占う上でも、動画周りの技術革新は要注意。技術革新は必ずウェブで先行する。それをテレビが追うようになる。テレビの未来が知りたければ、ウェブの動画の今を追い続けるべきだろう。