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前回のエントリー「ひと月15万字書く私の方法」を読み返したを書いてから、脳の働きを補完するITツールについていろいろ考え始めた。ちょっと妄想気味。妄想を暴走させ、次のようなことを考え始めている。
- 情報技術の本質は、脳の働きを補完すること、脳の機能の一部を体の外に出すこと
- ITツールを使って脳の働きを補完する人とそうでない人の間に、生産性で大きな差が出るようになる
- 脳の働きを補完するツールの中の情報を公開すると、世界中の人々の脳がつながり始めて、世界が巨大な頭脳になる
すげー妄想w。
でもいずれ、こんな感じのテーマで本を書きたいなあ。
さて、今のところ一般的ビジネスマンの脳の働きの一部を外に飛び出させるようなツールってまだ存在しない。「ひと月15万字書く私の方法」で取り上げられたツール群はかなりいい線行っているけど、これは著述業に最も有効なツール群。一般的ビジネスマンにとってこれらのツールの組み合わせは、著述業の人にとってほど役立たないかも。
その著述業にとっても、これらのツールはまだまだ改良の余地がある。
情報を次々と蓄積し、整理し、それを一覧表示しマインドマップのような図にビジュアライズすることで、新しい知恵を生み出すところまで、1つのツールで一気通貫でできるようになってほしい。この知識作業補完ツール(勝手に名づけてしまった)の中核になるのは、やはりevernoteのような気がする。
僕は長い間、Google Notebookを愛用してきた。必要な箇所をマウスのドラッグで選択し、右ボタンをクリックすれば、当該箇所はもちろんのこと、ページのタイトル、URLまで一発で保存してくれるので、非常に便利だった。
でもGoogleの中の人によると、Googleはこれ以上Notebookに開発リソースを割かないことに決めたんだそうだ。これ以上の進化はないということだ。
その点、Evernoteは進化を続けている。Google Notebookと同様のことはもちろんできるようになったし、英語のPDFは中身までも検索できる。iPhoneアプリも充実していて、撮った写真の中の英語の文字まで認識し検索対象になる。Evernoteはユーザー数が200万人を超えたようなので、これからますますいろんな機能を搭載してくることだろう。脳の記憶の部分を補完するのは、当面の間、Evernoteで決まりだと思う。
今後は、記憶した情報を結びつけ、知恵を生み出す部分の機能も搭載してもらいたいものだ。例えばマインドマップ機能とかを、追加してくれればありがたいのだが。
USのマインドマップのツールの会社Zengobiが同社の製品CurioとEvernoteを連携させている。こうしたツール間連携が進むのかもしれない。まあ脳の機能を補完するツールを1社で独占するよりも、複数の会社が連携する形のほうが健全なのかもしれないけれど。