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米有力紙New York Timesによると、AppleのiPad対抗策としてAmazonがタッチパネルのベンチャー企業を買収したもようだ。
同紙が関係者の話として伝えたことろによると、Amazonはタッチパネルのベンチャー企業Touchcoを買収したという。
Touchcoは以前、マルチタッチで圧力を感知できるタッチスクリーンも。やっぱりタブレット新時代がくるのかもという記事で紹介したように、マルチタッチなのに指先の圧力も感知できるInterpolating Force-Sensitive Resistance (IFSR)と呼ばれる技術を開発したベンチャー企業。
現在では同社のサイトも閉鎖され、YouTubeのデモ動画も非公開設定に変更されているのだが、以前公開されていたデモ動画の中では、タッチパネルがゲームや3Dなどの用途で使われており、パッドの上の部分にタッチすれば前進、下の部分にタッチすれば後戻りするように設定されていた。強めに押せばスピードが増す。パッドの右端をタッチすれば右に回り、左をタッチすれば左に回る。強めに押せば、回転の速度が増す。片手をパッドにおけば、手のどの部分に力を入れるかで、前後左右どれくらいのスピードで進むか自由自在に操作できる。両手を置いても、力の入れ具合で操作できる。力の入れ具合で、上空に舞い上がるようにもできるようになっていた。
このベンチャー企業を買収したということは、Amazonは現在のEインクと呼ばれるディスプレイ技術を搭載した読書専用端末とは異なるタイプのタブレット機器の開発に興味を持っているということになる。
AppleがiPadで電子書籍リーダーの市場に殴り込みをかけてきたことに関しては、Amazonの対抗策としては、読書に特化したデバイスをより低価格で提供するという戦略も考えられるのだが、iPad同様により多機能のデバイス開発にも乗り出し、Appleとは正面から戦う構えのようだ。
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