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Appleのクラウド戦略の拠点を空撮

 Appleが10億ドルをかけて米ノースキャロライナ州に建設中の巨大データセンターの空撮ビデオがYouTubeにアップされた。30秒ほどの短いビデオだが、Appleの新データセンターがいかに大きいかが分かる。
 AppleはこのデータセンターにユーザーのiTunesライブラリーの音楽、ビデオをすべて移行させるクラウドコンピューティング戦略を推進中と見られている。ユーザーの音楽、ビデオなどのコンテンツがすべてこのデータセンターに記憶されるようになれば、1度購入したコンテンツをパソコン、タブレット、モバイル機器、スマートフォンなどあらゆるデバイスを使って利用できるようになる。権利関係も非常にシンプルになり、コピーワンスなどの消費者の利便性を無視した取り組みも不要になると思われる。


 興味深いのは、Appleの新データセンターがあるMaidenという町からわずか25マイルのLenoirという町にGoogleのデータセンターもあるということ。企業誘致を目的にした同州の優遇措置が理由だが、まったく別の戦略で進んでいたと思われた両社が、長期戦略を突き詰めれば同じような施策を打ち始めたのがおもしろい。

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