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Appleが無線LANを使用するiPhoneアプリの認可基準を突然変更したもようで、Yahoo!地図, セカイカメラなどのロケーション関連アプリがAppStoreで非公開になっている。
無線LANを使った位置特定技術PlaceEngineを提供する株式会社クウジットのサイトによると、PlaceEngineを利用しているWGConnect, Yahoo!地図, セカイカメラ, 大江戸妖怪集, DaMoNo, DaMoNo2といったiPhoneアプリが非公開となている。
米国製の同様のアプリも非公開になっているもようで、無線LANスポット検索アプリのWiFi-Whereのメーカー3JacksSoftwareのサイトによると、「無線の情報にアクセスするプライベートなフレームワークを使用している」ため非公開にしたというメールをAppleから受け取ったという。
MikeBlogによると、WiFiFoFum や yFy、Network Finder、WiFi Get、WiFi Get Plus、WiFiTrakなどといったアプリも非公開になっているという。
Softpediaによると、位置特定技術としては(1)GPS、(2)携帯電話の電波を使った三角測定、(3)無線LANの電波状況の3種類があり、(1)と(2)を使用するアプリは現時点でも公開されていることから、(3)を使うことが問題と認識された可能性が高い。
都心部で飛び交う無線LANの方向、電波の強弱といった電波状況のデータは、その場所場所で非常に特徴的で、2つと同じデータはないという。この特性を利用して位置を特定するわけだが、どの電波状況がどの場所かというデータをあらかじめ持っている必要がある。そこで、iPhoneを使って自動的に電波状況のデータを入手し、それをデータベースに格納している。Softpediaは、Appleがこうした使い方を問題視した可能性があるとしている。
こうした使い方に何かセキュリティ上の問題があったのか、それともこの時期に基準を変更したということは月末に発売予定のiPadに関係したことなのだろうか。