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FacebookのCEOが開発者会議で講演=ソーシャル機能を多数発表【湯川】

【追記】この記事は基調講演をベースにした複数ソースの情報を速報的にまとめたもので、わかりづらいところがあると思います。発表の概要を知るには「検索」から「つながり」のウェブへ=Facebook公式ブログが新機能を解説【湯川】のほうがおすすめです。
【追記2】解説記事を書きました。【解説】Google時代の終焉宣言するFacebook新戦略【湯川】

 米Facebookの開発者向けイベント「F8」がサンフランシスコで始まった。同社CEOのMark Zuckerberg氏が基調講演を行い同社の今後の方向性について語った。Zuckerberg氏の基調講演の中には重要な発表が幾つも含まれていたが、それぞれの意味するところの解説は別の記事にまとめるとして、とりあえず主な発表の概要をまとめたい。(情報源:Business Insiderなど多数)

(1)Facebook Connect
 Facebook Connectは既に1億人のユーザーに利用されている。サイトごとにID、パスワードを設定しなくても、FacebookのID、パスワードを使って登録できるというもので、ウェブ上のパスワードのようなものになっている。米国のウェブサイトをみると、FacebookとTwitterのロゴが掲載されているところが多く、FacebookのロゴをクリックすればFacebookのIDで簡単に登録できる。顔写真やプロフィールなどのデータも一般公開しているものであれば、そのまま表示することが可能だ。

 今回の発表では、これに「Like」ボタンをつけることが発表された。Facebook Connectを通じ連携しているウェブサイト上で気に入ったページがあれば「Like」ボタンを押すだけで、自分のFacebookのページにその気に入ったページの情報が自動的に掲載される。またFacebook上のともだちにもその情報が共有されるようになる。ウェブサイト側はそこからのアクセス流入が期待できるので、「Like」ボタンをつけるインセンティブが働くという仕組みだ。

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 このTechWaveはライブドアブログを使っているので「拍手」のアイコンがすべての記事の下につくようになっている。「Like」はこの「拍手」と同様の仕組みだが、「拍手」がライブドアブログだけでしか有効でないのに対し、Facebookの「Like」はFacebook Connetを採用している多くのサイト上で利用できる。

(2)ソーシャルツールバー
 ブログやウェブページの下に埋め込むことのできる「ソーシャルツールバー」も発表した。このTechWaveでも記事の下に各種ブックマークサービスなどに情報を送ることのできるツールバーを配置しているが、これをFacebookで用意し、ブログやウェブページに無償で提供する考え。

(3)Microsoftと提携し、MicrosoftのOfficeの文書を作成、共有できるアプリをFacebook上で利用可能にする。(関連記事:Microsoft OfficeがFacebookで利用可能に=Google Docs狙い撃ち【湯川】

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