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最近イベントなどでご一緒する機会が増えたが、池田信夫氏とはあまり深く付き合いたくないと思っている。なぜなら文章が攻撃的だから。正論なのかもしれないが、あそこまで人をけちょんけちょんに攻撃することはないと思う。僕は議論とは自分が学ぶため、相手の学びをお手伝いするためにするもので、優劣を決めるためにするものではないと思う。バトルではない、相互支援だと思っている。
それに日々学問の道において研鑽を積んでおられる池田氏から僕を見れば、僕ごときはいい加減なペテン師でしかなく、いったんバトルになればけちょんけちょんに叩きののめされると思うし(汗)。
なので本を書いても池田氏に献本しないし、もしイベント後に飲み会にでも誘われるようなことがあればいけないので、断りの口実なども前もって考えていたりもする。ほんとにビビっているのである。
しかし実際に会って話していると、非常にジェントルマンなのだ。
パネルの中で、僕が池田氏の論調と真逆のことを冷や冷やながら言ったことがあるが、それなりに大人の対応をしてくれた。僕の根拠レスの思い込みに攻め入ってこないのだ。僕がチンピラすぎて相手にならないのかもしれないけれど。
さらにひょっとして実はいい人ではないかと思ったのは、先日の「Chang!」のユーストリームのイベントの際に、池田氏の瞳の奥に涙を見たような気がしたからだ。アップルの大きなイベントの直前にソニーの盛田昭夫氏の訃報が流れたため、イベントの冒頭でスティーブ・ジョブズはスクリーンに盛田氏の遺影を大きく映し出し哀悼の意を評した、という逸話を池田氏が紹介してくれたときのことだ。すこし池田氏がうるうるしているような感じがした。ジョブズが盛田氏に敬意を払ったという人間味のあるエピソードに、池田氏はこみあげるものがあったようだ。興味のある人は、動画がアーカイブで残っているので注意深く確認してみてほしい。
ひょっとして池田さんて、根はやさしいいい人なんじゃないのか?!
でも怖いので、飲みに誘われたらやっぱり断ると思うけど。
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