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Webページに対する仔細なコメントを賢く共有する「Bounce」 【増田(maskin)真樹】

from metamix.com

 Webサービス開発などをやっていると、1つのページに含まれる多数の確認項目をチーム全体で共有しコミュニケーションと取りながら改善していく必要がある。しかし、大半は文章だけで伝えて、結局十分に伝え切れていなかったり、「会って話しましょう」とか効率を度外視した手法に手を染めることが多いのが現実だ。

 PDFに「注釈」という付箋紙をペタペタ貼り付ける機能があるのだが、それと同じように、ウェブページに複数のコメントを投稿することができたら便利。この「Bounce」はまさにそれをやってくれるのでありがたいのだ。


 冒頭の画面ではウェブページの特定の場所が赤枠で囲まれているが、このように、複数エリアを指定してコメントを残すことができる。

ページのURLを入力するだけ

 やり方は簡単。まずは、ウェブページのURLを入力して「Grab Screenshot」ボタンを押そう。

 

 すると、こんな風な処理中画面が出てくる。サイトの情報量などによって時間が異なるが、十数秒程度で表示されるようだ。

 このような画面がでてきたら、おもむろにマウスをドラッグすると、その範囲にコメントを残すことができる。もちろん複数箇所にそれぞれコメントもできる。

 最後に「Save」ボタンを押せば、共有用URLが表示されるので、TwitterやFacebookを使うか、コピーしてメールやIMで共有すればいい。

コラボも簡単

 ちなみに始めて利用する場合は、ニックネームが求められる。なぜかというと、複数の人がコメントを残せるからだ。

 共有用URLを開いた人は、他の人のコメントを読むだけでなく、さらに自分でもコメントを追加することが可能。

 ログインしなくてもコメントを追加していけるので、不特定の人によるコメントも可能(ただし3人まで)。コミュニケーション媒体として活用することもできそうだ。

というわけで実験的にコメント募集

 筆者のサイト blog.metamix.comをより良いものにするためコメントを募集します。デザインとかSEOとか、コンテンツ面でもご意見いただければと思います。

http://www.bounceapp.com/878

 と、ざっと紹介したが、HTMLやCSS対するコメントなど実はこのサービスまだまだ便利な機能がある。有料版ではセキュリティ機能なども充実している。


(増田(maskin)真樹)

著者プロフィール:増田(maskin)真樹twitter:maskin

www.metamix.com/

 1990年より執筆およびネットメディアクリエイターとして活動を開始。
 週刊アスキーを初め、日経BP、インプレス、毎日コミュニケーション、ソフトバンク、日経新聞など多数のIT関連雑誌で活躍。
 独立系R&D企業のマーケティング部責任者の後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの立ち上げに参画。帰国後、ネットエイジでコンテンツディレクターとして複数のスタートアップに関与。ニフティやソニーなどブログ&SNS国内展開に広く関与。
 現在、複数のメディア系ベンチャー企業にアドバイザー・開発ディレクターとして関与。大手携帯キャリア公式ニュースポータルサイト編集デスク。書き手として、また実業家として長年IT業界に関わる希有な存在。

 6月17日 翔泳社より「Twitter情報収集術」を発売。

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